日本無線は3月8日、ワンセグの自主放送システム「Freeasy Cast」を4月1日に発売することを発表した。Freeasy Castは、地上デジタル放送の空きチャンネルで独自の放送を可能にするシステム。日本通信では、コンテンツ制作管理ツールからアンテナまでのソリューションとして提供する。
Freeasy Castでは、免許が不要の微弱電波および実験局免許が必要な小電力の両方に対応する。微弱電波を使用すると、小電力よりもアンテナから受信端末までの距離に制限が厳しくなるが、一方で免許が不要なために利用のための準備は容易になる。システムには、Webブラウザを使ったコンテンツ作成の仕組みも用意されており、映像、音声、文字情報を組み合わせたコンテンツの放送が可能になる。
基本の構成は、IPネットワークを経由してコンテンツをワンセグ変調器に送信する「蓄積型配信システム」である。オプションとして、ライブ映像配信やリアルタイムデータ放送が可能な「リアルタイム配信システム」も用意する。
日本無線ではすでに、兵庫県豊岡市と東京都三鷹市でのワンセグ実証実験に、このシステムの技術を提供している。
【報道発表資料】
・ワンセグ自主放送システム(Freeasy Cast)を発売
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