日本通信は3月23日、同社の米現地法人CSCT社が、米国の大手携帯電話事業者スプリントとの間でレイヤー2で接続する契約を結んだことを明らかにした。これにより、日本通信は米国で携帯電話のMVNO(仮想移動体通信事業者)としてサービスを提供していく。
日本通信とのMVNOサービスを契約した利用者は、米国でスプリントの携帯電話網を使って通信サービスを受けられるようになる。スプリントはCDMA2000 1x EV-DO方式を採用しており、日本通信が国内でレイヤー2接続によるMVNOを提供しているNTTドコモのW-CDMAとは方式が異なる。両方に対応できるチップを採用した端末を利用することで、日米で共通して使えるようになるという。
日本通信では、今回の米国でのレイヤー2接続に続き、欧州や中国でもレイヤー2接続の契約を進める。これにより、日米だけでなく欧州やアジアを含めて、ローミングよりも低料金で携帯電話を利用できる環境を整えるという。
【報道発表資料】
・米国大手携帯事業者スプリントとレイヤー2接続に関する契約締結のお知らせ(PDF)
おすすめ記事と編集部のお知らせをお送りします。(毎週月曜日配信)
登録はこちら