携帯電話などの移動通信や無線インターネットなど、無線通信に関する団体であるCTIAは2010年3月23日にSemi-Annual Wireless Industry Surveyの結果を発表した。
調査結果によると、2009年のワイアレス業界全体の売上規模は1,526億ドルで、2008年の1,481億ドルから3.0%の伸びとなった。とりわけデータ・サービス売上が好調で、2009年下期は対前年同期比25.7%の伸びの220億ドルを超える規模となった。これは全体売上の28%を超える規模だ。
▼図1 ワイアレス業界の年間売上の推移(1985年〜2009年)
データ通信可能なデバイス(機器)は、2009年末に2億5,700万台と、2008年末の2億2,800万台から二桁成長している。このうち5,000万台はスマートフォンとPDAからなり、1,200万台は無線通信可能なノートPCとなっている。
2009年末の契約数(推定)は2億8,565万で対前年末比3.3%増となった。モバイルサイト数は24.7万で、0.5%の微増に留まっている。
▼図4 キャリアが直接雇用している雇用者数の推移(1985年〜2009年)
1985年1月から半年に一度ずつ実施している調査。CTIA加盟、非加盟の無線(Wireless)サービス・プロバイダーに対する調査で、自主調査のため強制力はないものの、2009年12月調査では、無線契約者数の95.5%に当たる事業者からの回答に基づく。
【情報ソース】
2010/3/23、CTIA(Cellular Telecommunications Industry Association)
・CTIA-The Wireless Associationのリリース
・CTIA-The Wireless AssociationのSemi-Annual Wireless Industry Survey(PDF)
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