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この1年のスマートフォン利用者の増加率、EU5ヶ国中でイギリスがトップ

2010.04.21

Updated by on April 21, 2010, 12:00 pm JST

米調査会社のcomScoreが2010年3月31日にヨーロッパのスマートフォンに関する調査の結果を発表した。発表によると、ヨーロッパ主要5ヶ国(イギリス、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア)で、この1年にスマートフォン契約数の増加率が一番高かったのは、イギリスの70%だった。5ヶ国合計では2009年1月(過去3ヶ月移動平均)の3,899万から、2010年1月は5,162万と32%の増加となった。

ボリュームが一番多いのはイタリアだが、この1年での伸びは11%と低かった。というのも、イタリアは既に普及率が25%程度と高く、伸び率は緩やかになっているということだ。一方ドイツやフランスは普及率が1割程度と低く、まだ伸びシロがあるといえる。

▼図1 EU5ヶ国のスマートフォン契約数(単位:千件)
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※各月とも、過去3ヶ月移動平均値の数値

スマートフォンというと少し贅沢な商品という印象があるかもしれないが、月額利用料金別の契約者の伸びを見てみると、£35(イギリス)あるいは€50(その他)(日本円に換算すると5〜6千円)以下のクラスが伸びていることがわかる。

▼図2 月額利用料金別にみるスマートフォン契約台数の増減率
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▼表1 月額利用料金別のEU5ヶ国のスマートフォン契約数(単位:千件)
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※各月とも、過去3ヶ月移動平均値の数値。「高額」のカテゴリーは月額料金が£35(イギリス)あるいは€50(その他)を超すものを指す。合計が図1と合致しないが、理由は不明

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各国の携帯電話(スマートフォンを含む携帯電話全体のこと)利用者の利用用途の違いをみると、スペインでは「音楽を聴く」が他国より高い。イギリスは「ウェブサイト閲覧」系の割合が他国と比べて高いのが特徴だ。

▼図3 EU5ヶ国の携帯電話の利用用途及び端末の種類の割合
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▼図4 EU5カ国の3Gデバイス・スマートフォン普及率
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▼表2 EU5ヶ国の携帯電話の利用用途及び端末の種類の割合
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※2010年1月含む過去3ヶ月移動平均値の数値。下の二つは利用用途ではなく、端末の種類の普及割合を示している

各国で利用されているスマートフォンのプラットフォームのシェアを見ると、結構バラツキがある。フランスはApple iPhoneが3割を占め、他国と比べてiPhoneの普及が進んでいる。ブラックベリーで知られるリサーチ・イン・モーション(RIM)の割合が2割弱と他国と比べて相対的に高いのがイギリスだ。ドイツとフランスはMicrosoftの「Windows Mobile」が約2割と他国と比べて相対的に高いのが特徴。スペインとイタリアは旧来からのSymbianの割合が7割を超えている。なおGoogle Androidは各国ともまだ数%にも満たない。

▼図5 EU5ヶ国のスマートフォンのプラットフォームのシェア
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本調査について

月次で調査しているサービス「Mobilens」から過去3ヶ月平均の数字をもとにしている。

【情報ソース】
2010/3/31、comScore
UK Leads European Countries in Smartphone Adoption with 70% Growth in Past 12 Months

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