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中国のモバイルインターネット利用者が急増、2009年の1年間で2倍に

2010.05.26

Updated by on May 26, 2010, 11:53 am UTC

CNNICは2009年末に実施した中国本土のインターネット利用に関する調査の結果を2010年3月15日に発表した。中国のインターネット利用者数は2009年末に3億8,400万人、この1年で28.9%の伸びとなった(図1)。そのうちブロードバンド利用者は3億4,600万人と全体の約9割を占めている。またモバイルインターネット利用者数は2億3,340万人で、この1年で倍増となった(図2)。

▼図1 中国のインターネット利用者数と伸び率の推移(2006年から2009年)
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▼図2 中国のタイプ別インターネット利用者数(2008年、2009年)
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インターネット利用を端末別に見ていくとPCによるインターネット利用者が3億5,300万人で全体の92%、モバイルによるインターネット利用者が2億3,340万人で全体の61%となっている。PCからもモバイルからも利用する人が全体の過半数の2億人を超えている。またモバイルだけから利用する割合は8%で3,100万人いる(図3)。この1年の変動を見ると、2008年にはデスクトップPCからの利用が9割近くと圧倒的に高かったのが73.4%と減少し、代わりにモバイルからの利用が39.5%から60.8%と21.3ポイントも上昇している。一方ノートPCからの利用は27.8%から30.7%とそれ程大きく伸びてはいない(図4)。

▼図3 インターネット利用者の利用デバイス別内訳(2009年)
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▼図4 インターネット利用者の接続利用機器別割合
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インターネット利用者の属性は、男性が54.2%、女性45.8%。モバイルインターネット利用者は男性56.0%、女性44.0%と大きな違いはない(図5)。一方年齢分布をみると、インターネット利用者は10代が31.8%、20代が28.6%、30歳以上が38.6%(図6)。この1年では30代が3.9ポイント伸びるなどしているが、依然若年層に偏っている。

モバイルインターネットではさらに、10代が37.9%、20代が35.3%、30歳以上が26.3%と非常に若年層に偏っているといえる。このシェアは利用者全体を100%としたものなので、本来は年代別の利用率で比較すべきであるが、年齢別人口ピラミッドと比べてみても若年層の利用率が高いといえそうだ。

▼図5 インターネット利用者とモバイルインターネット利用者の性別
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▼図6 インターネット利用者とモバイルインターネット利用者の年齢分布
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モバイルインターネットの利用用途をみると、オンラインチャットが77.8%と最も高く、続いてテキスト閲覧(ニュース閲覧、小説を読むなど)が75.4%、検索が55.2%、オンライン・ミュージックが50.4%などとなっている。オンライン・コミュニティ、オンライン・ゲーム、電子メールなどは2割前後とそれ程高くはない(図7)。

▼図7 モバイルインターネットの利用用途
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本調査について

電話調査は中国本土の6歳以上を対象に、36,000件の固定電話と36,000件の携帯電話で調査した。こちらはインターネット利用者数の推定などを目的として実施された。一方オンラインでの調査は、2009年12月8日から31日までウェブサイトで実施され、6万件を超える有効回答があった。こちらは特定の利用行動などについて聞いている。その他にもIPアドレスの調査やウェブページの数なども別途調査している。

【情報ソース】
China Internet Network Information Center(CNNIC)
Statistical Survey Report on Internet Development in China(January 2010)〔2010年3月15日発表/PDF〕

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