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マレーシア政府、2011年にLTE周波数を3社に割り当てへ

2010.04.30

Updated by WirelessWire News編集部 on April 30, 2010, 10:10 am JST

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(cc) Image by Wohin Auswandern

マレーシア政府は来年、LTE向けに2.6GHz帯をオークションに出す計画だという。マレーシア通信マルチメディア委員会(MCMC)のシニアディレクター、Toh Swee Hoe氏がtelecomasia.netに語ったところによると、70MHzブロックを2つ、50MHzブロックを1つ売り出すという。なお割当の対象は既存の2Gキャリアと3Gキャリアに限定されるそうだ。

普及率が100%を超えるマレーシアの携帯電話市場は、事業者の統合が進んで3系列が激しい競争を繰り広げるなか、2008年には4社目が参入。LTEの3つの席をめぐって、この4社--セルコム(Cellcom)、マキシス(Maxis Mobile)、ディジ・テレコム(DiGi Telecom)、Uモバイル(UMobile)が戦いを始めることになる。

マレーシア政府はブロードバンドの普及率向上に熱心で、今年末までに50%の家庭に普及させる目標を立てている。2009年末の時点での普及率は38.6%だったが、今年はネットブックを100万台配布し、さらなる普及を目指している。固定系ブロードバンドが普及すれば、LTEの活性化にも弾みがつくということのようだ。

マレーシアでは2007年に、中小の4事業者--パケット・ワン(Packet 1:P1)、アジアスペース(Asiaspace.com)、レッドトーン(Redtone)、YTLeに対して、2.3GHz帯のWiMAX免許が交付されているが、最低通信速度1Mbpsのサービスを低廉な料金で提供するよう求められたため、事業開始が遅れ、MCMCの指導で2008年8月から各社がサービスを開始した。しかし、2009年7月にはサービス実施要件を満たせない3社に対して政府が免許剥奪も辞さないという警告書を出すなど、政府側の思惑通りに進まなかった経緯がある。LTE免許について、中小事業者を排して既存事業者に限定したことには、このような背景があったのではないかと思われる。

【参照情報】
Malaysia aiming for LTE auction in 2011(telecomasia.net)
日本で注目のWiMAX、さて異国での評判は?(日経トレンディネット)
WiMAX目標達成しない業者に政府が警告(AsiaX)
Malaysian Communications and Multimedia Commission (MCMC)

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