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モバイルサイトの検索方法、公式サイトのメニューリストをたどるよりも検索で

2010.04.28

Updated by on April 28, 2010, 12:00 pm JST

IMJモバイルは2010年3月23日に「モバイル検索サイト、SEOに関するユーザーと企業の意識調査」の結果を発表した。目当てのモバイルサイトをどのように探しているか尋ねたところ、「検索サイトを使って探す」(77.2%)との回答が「公式サイトのメニューリストからたどる」(67.7%)を上回る結果となった。

▼図1 目当てのモバイルサイトまでの到達方法(複数回答)
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また、最も多い探し方を尋ねたところ、「キャリアのメニュー検索を使って探す」(35.7%)が最も多く、次いで「公式サイトのメニューリストからたどる」(30.5%)、「キャリア以外の検索サイトを使って探す」(26.0%)となった。検索機能を利用する場合は、キャリアが用意しているメニューの方がユーザーとしては相対的に信頼を寄せている割合が高いといえよう。

▼図2 最も多い目当ての携帯サイトまでの到達方法(単一回答)
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モバイル検索における検索語の単語数を尋ねたところ、最も多い数は「2個」(55.7%)となり、「2個」以下の回答が8割以上を占める結果となった。また、検索結果の上位何サイトまでを閲覧しているか尋ねたところ、10位までが9割を占めた。

2008年8月に実施した「モバイルキャンペーンに関する意識調査」の結果と比較してみると、単語数、結果閲覧数ともに少なくなっている。検索の精度向上やSEO施策の普及により、少ない単語数でも目当てのサイトが上位に表示されるようになったことが影響しているとIMJモバイルでは分析している。PC検索の世界では、膨大なサイトが検索されるので、より絞込みを明確にするために検索をする際の単語数は増える傾向にあるが、携帯サイトの世界ではこれと逆向する傾向があるのなら興味深いことである。

▼図3 モバイルの検索サイトで検索をする際の単語数(自由回答)
201004281200-3.jpg

▼図4 モバイルの検索サイトで検索をした際の検索結果サイト閲覧数
201004281200-6.jpg

モバイル検索結果で表示されたサイトについて尋ねたところ、5割以上のユーザーが「上位表示されるとそのサイトの信用度があがる」と回答した。性年代別に見てみると女性10〜30代では6割を占める結果となった。SEO施策を行うことで、流入を増やすだけでなく、サイトの信用度を上げることもできることがわかった。

▼図5 検索サイトを利用しているときの体験・感情(単一回答)
201004281200-5.jpg

本調査について

・調査方法 :インターネットリサーチ
・調査地域 :全国
・調査対象 :15歳〜49歳のモバイルサイトを週1回以上閲覧している男女(※調査会社が保有する調査パネル)
・有効回答数:600サンプル
・調査日時 :2010年3月5日〜3月8日
・割付条件 :性年代別のモバイルサイト利用比率を、「平成21年8月総務省全国男女別推計人口」をもとに算出

【情報ソース】
2010/3/23、IMJモバイル
モバイル検索、SEOに関するユーザーと企業の意識調査
プレスリリース(PDF)

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