comScoreは2010年4月5日に2010年2月の米国の携帯市場のシェアデータを発表した。2010年2月(過去3ヶ月移動平均)に米国の13歳以上の携帯契約者数は2億3,400万人。メーカー別シェアは、Motorolaが22.3%でトップ、次いでLGが21.7%、Samsungが21.4%と上位3社が拮抗しており、この3社で65.4%を占めている。シェアはまだ大きくないが、ブラックベリーのRIM(リサーチ・イン・モーション)がシェアを伸ばしている。
▼図1 携帯電話メーカー別シェア
※各月とも、過去3ヶ月移動平均値の数値
話をスマートフォンに絞ってみよう。2009年12月から2010年2月の3ヶ月平均では、米国で4,540万人のスマートフォンユーザがいるが、3ヶ月前からは21%も増加している。プラットフォームのシェアをみると、RIMがトップで3ヶ月前から1.3ポイント増の42.1%。Appleは25.4%で2位。Google Androidは5.2ポイントも上昇してシェアが9.0%になった。
▼図2 スマートフォンのプラットフォームシェア
※各月とも、過去3ヶ月移動平均値の数値
携帯の利用用途としては、テキストメッセージを送るというのが64.0%で、最も主要な目的となっている。次いでブラウザでウェブサイトを見たり、ダウンロードしたアプリケーションを使うのが3割弱となっている。SNSやブログをみるというのは、18.0%とまだまだ少ないが、2.9ポイント上昇し、上昇幅では一番だ。
▼図3 携帯の利用用途
※各月とも、過去3ヶ月移動平均値の数値
月次で調査しているサービス「Mobilens」から過去3ヶ月平均の数字をもとにしている。
【情報ソース】
2010年4月5日のcomScoreのリリース
・comScore Reports February 2010 U.S. Mobile Subscriber Market Share
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