総務省は5月26日、SIMロックのあり方を検討する中で、「SIMロック解除に関するガイドライン」（案）について、意見の募集を開始した。6月23日まで受け付ける。

このガイドラインは、4月に総務省が実施した携帯電話事業者などへのヒアリングで、「事業者が自主的にSIMロック解除を実施する」という方針に一定のコンセンサスが得られたことから、策定することになったもの（関連記事：携帯電話のSIMロックは解除へ、総務省の公開ヒアリングで方向性）。

現在のガイドライン案では、SIMロック解除の対象について、2011年度以降発売される端末のうち、対応可能なものからロック解除を実施するとしている。また、端末を販売する際にSIMロック解除端末であるか否かを利用者に十分説明する必要があるとする。この案について意見を募集し、その結果を踏まえて最終的なガイドラインを策定するとしている。

【報道発表資料】
・「SIMロック解除に関するガイドライン（案）」に対する意見募集