日本通信、キャリアー支援事業を開始、第一弾は地域WiMAX事業者向けの認証・課金
2010.05.10
Updated by WirelessWire News編集部 on May 10, 2010, 11:20 am JST
2010.05.10
Updated by WirelessWire News編集部 on May 10, 2010, 11:20 am JST
日本通信は5月6日、携帯電話や無線通信の事業者(キャリアー)を支援する新しい事業「MCNE」を開始すると発表した。MCNEはMobile Carrier Network Enablerの略で、通信事業者がサービスを提供する際のインフラを日本通信が提供して運営を支援する。第一弾として、地域WiMAX事業者を支援するサービスの提供を開始する予定である。
日本通信はこれまで、自らがMVNO(Mobile Virtual Network Operator)として通信事業を提供するだけでなく、他のMVNO事業者に対しての支援サービスであるMVNE(Mobile Virtual Network Enabler)事業も提供してきた。今回はさらに範囲を広げて、自らが設備を持って通信事業を提供するいわゆるキャリアーに対して、支援事業であるMCNEを開始することになった。
最初のサービスが、7月に提供を予定している地域WiMAX事業者への認証・課金システムの提供になる。これは複数の地域WiMAX事業者が共通で使えるクラウド型のCSN(Connectivity Service Network)サービスで、地域WiMAX推進協議会の推奨モデルに準拠したものである。日本通信のMCNEサービスを地域WiMAX事業者が共同利用することで、設備投資やランニングコストを抑えられる。
MCNE事業としては、地域WiMAX事業者向けのサービスに続き、米国のモバイルキャリアー向けに認証・課金サービスを提供する計画である。米国で要望が高まっているプリペイド型やチャージ型の認証・課金を可能にするという。
【報道発表資料】
・日本通信、モバイル・キャリア向け新規事業(MCNE)を開始
・日本通信、地域WiMAX 推進協議会の推奨を受け、クラウド型の共用CSN サービスを提供へ
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