シャープ、Androidのアプリ開発者に向けてスマートブック型専用端末を発売
2010.05.14
Updated by WirelessWire News編集部 on May 14, 2010, 10:30 am JST
2010.05.14
Updated by WirelessWire News編集部 on May 14, 2010, 10:30 am JST
シャープは5月12日、Androidのアプリケーション開発者に向けて、専用の携帯端末開発キット「JN-DK01」を発売した。KDDIが6月上旬以降に発売を予定している「IS01」をベースにしたスマートブック型の端末で、本体カラーは製品のブラック、ライトブルーと異なり、ブラウンになる。同社の開発者向けWebサイト「SH Developers Square」から購入できる。価格は9万4800円。
JN-DK01を使うことで、開発者はAndroidの標準APIを使ったアプリの開発だけでなく、シャープがIS01で独自に拡張した機能を使ったアプリも開発・検証できる。シャープの拡張APIを使った機能としては、赤外線通信機能やサブカメラ、LEDフラッシュライト、開閉通知などがある。開発したアプリは、Androidマーケットに登録して一般に流通させる用途のほか、OSやドライバーソフトウエアなどに書きこむことも可能であるためAndroid端末の新しい用途の開発にも役立つ。
一方、開発者向けの端末として市販のIS01と異なる部分もある。最も大きな相違は、JN-DK01は携帯電話網への接続ができないこと。ネットワーク接続が必要な場合は、無線LANを経由して接続することになる。またFMトランスミッターとワンセグの両機能についてもAPIが利用できない。
【報道発表資料】
・Androidのアプリケーション開発者向け専用端末を発売
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