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1億7900万人にリーチするインドのInMobi、米モバイル広告市場へ本格進出

2010.06.10

Updated by WirelessWire News編集部 on June 10, 2010, 18:36 pm UTC

InMobi
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アジア最大のモバイル広告ネットワーク、インモビ(InMobi)が米国市場で本格展開していくと発表した。同社はインドのバンガロールに本社を置き、ムンバイのほか、カリフォルニア州サンマテオ、ロンドン、東京、シンガポールに拠点を構える。2007年設立の同社は、シリコンバレーを代表するベンチャーキャピタルのクライナー・パーキンス(Kleiner, Perkins, Caufield & Byers:KPCB)などが支援している。同社の技術は自己学習するインテリジェンスが売り文句で、この技術をベースに開発された「AdROIt」は広告のパフォーマンスをリアルタイムに分析し、自動で改善するという。

インモビは現在まさに急成長中で、今年1月に75億だったインプレッション数が、先月(5月)には、167億にまで増加。アジア、アフリカ、北米、ヨーロッパにまたがる同社のネットワーク全体では、108カ国の消費者1億9700万人にリーチできるという。また実際に、リーボック(Reebok)やソニーエリクソン(Sony Ericsson)、マイクロソフト(Microsoft)、ノキア(Nokia)、グーグル(Google)、米ヤフー(Yahoo)などがのブランドが、同社のクライアントリストに名を連ねている。

同社では、2014年までに27億5000万人の消費者がスマートフォンを手にすると見ており、この新しいデジタルメディアでの広告を、グローバル展開する米企業に提供する上で、自社が完璧なポジションにいると自負しているようだ。

モバイル広告分野には、グーグルが買収したアドモブ(AdMob)やアップル傘下のクアトロ・ワイアレス(Quatro Wireless)などの大手がすでに存在するが、いっぽうでメアリー・ミーカー(IT・ネット分野をカバーするモルガンスタンレーの名物アナリスト)によれば、グローバル市場でのスマートフォンを中心とするモバイル端末の普及はまだ始まったばかりだという(同氏の最新のプレゼンによれば、2012年にモバイル端末の数がPCの台数を上回る「Inflection Point」が来るという)。また、アルカテル・ルーセントなど別の「本業」を持つ大企業もこの分野に参入を始めている。そうした大きな流れのなかで、インモビをはじめとする新興勢力がどこまで台頭できるのか。今後の展開が注目される。

【参照情報】
InMobi make US debut (The Times of India)
Asian mobile ad network InMobi commences US services news (domain-b.com)
@CMSummit - Mary Meeker's Internet Trends Presentation(John Battles's Searchblog)
アルカテル・ルーセント、モバイル広告分野に進出へ - 流動化する業界の境界線

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