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BtoC企業の52.2%が常設モバイルサイトを開設、うち半数近くは一時的サイトと使い分け

2010.07.28

Updated by on July 28, 2010, 11:00 am JST

日経ネットマーケティングとディーツー コミュニケーションズは、は2010年6月25日に、2010年企業のモバイル広告利用動向調査の結果を発表した。その結果、企業のモバイル広告費の増加傾向が続き、2009年度の一般消費者向け商品・サービスを扱う企業(BtoC)のモバイル広告出稿は27.5%に増加した。また、常設モバイルサイトは27.6%の企業が開設しており、特にBtoC企業では半数を超えている。

モバイル広告とPC広告(パソコン向け広告)を合わせたデジタル広告全体では、「減らす」が7.4%(前回:18.0%)、「増やす」が26.6%(前回:20.7%)。PC広告は「減らす」が9.3%(前回:18.3%)、「増やす」が26.5%(前回:21.0%)。モバイル広告は「減らす」は3.1%(前回:9.7%)、「増やす」が15.1%(前回:13.1%)となり、前回調査結果と比較してPC、モバイルともに、「減らす」の割合が減少し、「増やす」の割合が増加していた。

▼図1 媒体別予算配分(2010年度)
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2009年度は回答企業全体の13.7%(前回:11.9%)がモバイル広告を出稿。BtoB企業では2.5%とまだ低いものの、BtoC企業では27.5%(前回:24.4%)と前回より3.1ポイント増加している。

▼図2 モバイル広告の出稿状況(2009年度)
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モバイル広告出稿企業が出稿したサイトは、「一般のポータル・検索サイト」が45.5%(前回:66.0%)と、もっとも高い割合となっていたが、前回より20.5ポイントと大きく割合が減少した。続いて、「携帯キャリアのポータル」が40.9%(前回:35.8%)と高い割合を示し、5.1ポイント増加した。また、「SNSサイト」も38.6%と高い割合となった

▼図3 モバイル広告を出稿したサイト(2009年度)
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企業のモバイル常設サイト保有率は回答企業全体では27.6%、BtoC企業では52.2%と、BtoC企業では半数以上の企業が開設している。モバイル広告出稿企業では、常設サイト、一時的サイトの両方を開設している企業は44.3%(前回:26.4%)となっており、前回より17.9ポイント増加している。目的に応じて、サイトの使い分けがなされていることが推測される。

▼図4 モバイルサイト開設状況(2009年度)
※「常設サイトを開設」「一時的なサイトを開設」は、それぞれ「両方を開設」を含む
201007281100-4.jpg

BtoC企業でモバイルサイトを開設している企業では、モバイルサイトへの強化・投資を「今後強化投資予定」とした企業は67.5%(前回:61.5%)となっており、モバイルサイトへの投資を増加させる企業の割合は増加している

本調査について

日経BP社「日経ネットマーケティング」、株式会社ディーツー コミュニケーションズは、「2010年企業のモバイル広告利用動向調査」を共同で実施した。日本国内の上場企業および有力未上場企業の計4221社を対象に、2010年4月にアンケートを実施し、642社が回答した。回収率は15.2%。

【情報ソース】2010年6月25日のディーツー コミュニケーションズのリリース
2010年企業のモバイル広告利用動向調査(PDF)

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