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シャープ、配信サービスとタブレット端末を組み合わせた電子書籍事業への参入を表明

2010.07.21

Updated by WirelessWire News編集部 on July 21, 2010, 10:20 am JST

新たな電子書籍ソリューションで、電子書籍事業に参入 発表会レポート
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シャープは7月20日、都内で開催した次世代電子書籍フォーマットに関する記者発表会の席上で、年内にも電子書籍事業に参入することを明らかにした。独自に開発した電子書籍フォーマット「次世代XDMF」技術を核に、出版社・新聞社・印刷会社・取次会社などの協力を得て、配信サービスとタブレット端末を組み合わせた新たな電子書籍ソリューションを提供する。

「次世代XMDF」は、従来小説や漫画などの電子コンテンツ配信に利用されてきた「XDMF」を発展させ、テキストや静止画に加えて動画や音声を含むデジタルコンテンツを扱えるようにした形式。「XDMF」は2001年にシャープが携帯情報端末「ザウルス」を対象とした電子書籍事業に参入した際、開発した規格。縦書き、ルビ、禁則処理などの日本語表示に必要な機能に対応しており、携帯電話を中心に7000万台以上の端末で閲覧可能だという。

「次世代XMDF」は、XDMFの日本語表示機能に加え、文字サイズに合わせて自動的に段組みを変えられるレイアウト機能などに対応する。タブレット端末だけでなく、スマートフォン、パソコン、テレビなど、複数の機器で利用できる「ワンソース・マルチユース」により、版元の制作面での負荷低減を目指す。

また、発表会の席上、画面サイズ5.8インチと10.5インチの2種類のタブレット端末が公開された。端末の仕様の詳細については、コンテンツ配信事業の概要と合わせて、後日公開されるという。シャープでは、コンテンツのオーサリング、配信システム、端末のUI技術と合わせた新たな楽しみ方の提案まで含めたトータルな「次世代XMDFソリューション」を提供していく意向だ。

【報道発表資料】
新たな電子書籍ソリューションで、電子書籍事業に参入
【参照情報】
新たな電子書籍ソリューションで、電子書籍事業に参入 発表会レポート(シャープ)
シャープが年内にも電子書籍事業に参入、タブレット端末発売へ(ロイター)
シャープ、電子書籍端末を年内に発売へ 「次世代XMDF」対応(ITmedia)

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