NTTドコモ、台湾のチップセット企業とLTEプラットフォームのライセンス契約
2010.07.28
Updated by WirelessWire News編集部 on July 28, 2010, 10:10 am JST
2010.07.28
Updated by WirelessWire News編集部 on July 28, 2010, 10:10 am JST
NTTドコモは2010年7月27日、LTEに対応した通信プラットフォーム「LTE-PF」のライセンス契約を、台湾のMediaTekと締結したと発表した。MediaTekは、携帯電話向けチップセットのグローバル企業である。
LTE-PFは、LTEのベースバンドと通信制御ソフトなどから構成される通信プラットフォーム。NTTドコモとNECカシオモバイルコミュニケーションズ、パナソニック モバイルコミュニケーションズ、富士通の4社で共同開発したものだ。伝送速度としては下り最大100Mbps、上り最大50Mbpsをサポートし、双方向の高速データ通信が可能。
今回のライセンス契約により、MediaTekはLTE-PFを組み込んだ携帯電話を提供できるようになる。一方、NTTドコモはMediaTekからライセンス収入を得ることができるという。また、グローバルで知名度の高いMediaTekがチップセットを製造することで、国内メーカーの海外進出や、海外メーカーの日本市場への参入の障壁を下げる効果も期待されるという。
【報道発表資料】
・台湾 MediaTek社とLTE対応通信プラットフォームのライセンス契約を締結
【参考資料】
・ドコモ、NEC、パナソニックモバイル、富士通の4社がLTE対応の通信プラットフォームを共同開発(2009年10月1日発表)
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