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KDDI、WiMAXによる閉域型リモートアクセスサービスを提供

2010.07.29

Updated by WirelessWire News編集部 on July 29, 2010, 10:20 am JST

KDDIは2010年7月28日、WiMAX網を経由して企業のイントラネットにアクセスする閉域型リモートアクセスサービス「クローズド リモート ゲートウェイ」(CRG)の提供を開始すると発表した。KDDIがMVNO(Mobile Virtual Network Operator)として提供するWiMAX網を使い、WiMAXのデータ通信カードや通信モジュールからセキュアにアクセスが可能になる。サービスは8月1日から提供する。

クローズド リモート ゲートウェイは、インターネットを経由せずに安全にイントラネットにリモートアクセスできるサービス。WiMAX網と企業のイントラネットを「KDDI IP-VPN」「KDDI Wide Area Virtual Switch」などのサービスで直接接続する。WiMAX通信機能を搭載したパソコンから社内のネットワークへのリモートアクセスや、M2M用途の機器と企業のサーバーとの間で、セキュアな通信路を確保する。KDDIでは同時に、通信モジュールを活用したソリューションサービスの提供も開始する。端末側としては、WiMAX以外にCDMA方式の通信モジュールからの接続も可能という。

クローズド リモート ゲートウェイにかかる料金は、基本料が0.5Mbpsの月額8085円から100Mbpsの92万9250円まで、接続ドメイン使用料が1ドメインごとに月額3万1500円。このほか、初期費用やKDDI IP-VPNなどの回線料金、WiMAXの通信料金などが必要になる。

【報道発表資料】
WiMAX網を利用した閉域型リモートアクセスサービス「クローズド リモート ゲートウェイ」の提供開始について

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