KDDI総合研究所 量子基盤室の斉藤和広室長は、GPUからさまざまな方式の量子コンピューターまで、ハードウエアの違いを意識せず利用できるAI・量子共通基盤の研究を進める。一方、古澤瞬コアリサーチャーは、機械学習と量子アニーリングを組み合わせ、刻々と変化する通信環境を先回りして最適化する技術を研究中だ。材料開発などの通信以外のユースケースも射程に入っている。量子コンピューターそのものを作るのではなく、量子を「使える」環境と「使い道」をつくる、ということだ。2人の研究から、KDDIが描く次世代の通信×計算基盤と、企業や研究機関との連携による量子時代への備えが見えてくる。
2026.10.19
画像も扱える生成AIは、電子回路図や配線図などの技術図面も容易に理解できるはずと期待されていたが、実際には、部品の名称や図面の概要は説明できても、どの部品とどの部品がつながっているのか、という接続関係を正確に読み取るのは […]
2026.10.16
鉄道関連の技術は、車両開発、軌道などのインフラ開発・整備技術、そして運行管理システムの3本柱を軸に、安全性や快適性を実現している。日本の鉄道関連技術が世界最高水準の安全性と定時運行を支えているのは周知の通りだが、「省エネ […]
2026.09.09
がん治療で用いられる「CAR-T細胞療法」は、患者自身の免疫力の要であるT細胞(=T細胞受容体というタンパク質分子を介してさまざまな異物を認識して攻撃する免疫細胞)に、改変が施されたキメラ抗原受容体(CAR:Chimer […]
2026.09.03
現代の産業界は、労働人口の急激な減少や技能継承の断絶、さらには複雑化するグローバルな地政学リスクやサプライチェーンの分断といったさまざまな課題に直面している。そのように不確実性が拡大する状況下で、自律的に課題を認識してタ […]
2026.08.20
従来の水電解システムによる水素製造は低電圧・大電流を前提としており、設備の大型化や電力変換の複雑化が避けられない、という弱点がありました。水素は脱炭素社会の鍵とされながらも、その製造コストやシステム大規模化がその普及を阻 […]
2026.07.10
「バイオものづくり」は、これまで化学工業で行われてきた生産プロセスに、酵素や微生物などのバイオテクノロジーを活用することで、医薬品や再生医療等製品の製造、あるいは環境負荷の低い素材や燃料の生産が期待される取り組みだ。さら […]
2026.06.30
半導体産業は、ウエハを製造する「前工程」と、ウエハを切り出して個々のパッケージに実装する「後工程」とに分かれて水平分業することで成長してきた。しかしこの堅牢で順調に思える産業構造を大きく変える可能性があるのが「チップレッ […]
2026.06.29
IoT環境の複雑化に伴い、セキュリティ対応は人手による力技が通用しない領域に達しつつある。日立が考える「AI for Security」は、製品企画から設計、運用までのライフサイクル全体をカバーし、属人化解消とセキュリテ […]
2026.06.26
「冷却」は、エアコンや冷蔵庫などで馴染みが深いだけに簡単に実現できるものと考えられがちだ。しかし、冷媒規制および脱炭素社会にむけた消費電力の削減の2つの社会課題との関係を考えると、従来通りの冷却、冷凍の技術を使い続けるこ […]
2026.06.25