Korea Internet & Security Agencyは、2010年7月12日に、韓国でのワイヤレス・インターネットの利用動向調査の結果を発表した。その結果、2009年9月の韓国のワイヤレス・インターネット利用率は、12歳から59歳では54.9%で、1年前の調査から2.4ポイント増となった。
ここで言うワイヤレス・インターネット利用者とは、1年以内に携帯電話のインターネット(SKT、KT、LGTなどの携帯キャリアのサービス)、無線LAN、ブロードバンド無線インターネット(WCDMA/HSDPAやWibro(韓国独自の高速無線通信規格)などの3Gインターネット接続サービスを含む)の最低1つを利用した者を指している。
1年以内の利用率は54.9%だが、1週間以内に利用しているヘビーユーザの割合は17.0%とそれ程多くないようだ。サービスタイプ別では、携帯電話のインターネットが最も多く、52.6%を占める。無線LANは9.2%、ブロードバンド無線インターネットが2.7%となっている。
▼図1 韓国のワイヤレス・インターネット利用率(利用頻度別、2009年9月)
▼図2 韓国のワイヤレス・インターネット利用率(サービスタイプ別、2009年9月)
===
年齢別のワイヤレス・インターネットの利用率を見ると、12歳から19歳では82.1%、20歳代では86.7%が利用しているが、30歳代は58.9%、40歳代は35.9%、50歳代は16.6%と極端に若年層に利用が集中している。
▼図3 韓国のワイヤレス・インターネット利用率(年齢別、2009年9月)
スマートフォン利用者は携帯電話利用者の13.3%に過ぎないが、携帯でのワイヤレス・インターネット利用度は高い。普通の携帯電話利用者では携帯のワイヤレス・インターネット利用率が48.7%なのに対して、スマートフォン利用者では80.7%と極めて高い。
▼図4 韓国のワイヤレス・インターネット利用率(2009年9月)
2009年9月に、韓国全土の12歳から59歳までの3,000人を対象に、面接法によって調査したもの。
【情報ソース】2010年7月12日のKorea Internet & Security Agencyの2009 Survey on the Wireless Internet Usage
・Executive Summary
・wireless_user_2009_sum(eng).pdf (1,063k)
おすすめ記事と編集部のお知らせをお送りします。(毎週月曜日配信)
登録はこちら