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スマートフォン利用者の約8割が1日1回以上インターネットを利用、iPad利用は自宅が中心

2010.10.20

Updated by on October 20, 2010, 17:00 pm JST

デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムは2010年9月24日、スマートフォン・iPad・一般携帯電話に関する利用実態調査2010の結果を発表した。それによると1日1回以上インターネットを利用する人の割合は、一般携帯電話では約3割に対し、スマートフォン利用者では約8割と高いことがわかった。

利用デバイス別の1日のインターネット総利用時間は、一般携帯電話利用者では150.8分、スマートフォン利用者が199.3分、iPad利用者は258.6分だった。一方1日に1回以上のインターネット利用頻度の割合は、一般携帯電話利用者では29.7%、スマートフォン利用者が77.2%、iPad利用者は60.0%。平均世帯年収をみると、一般携帯電話利用者では549万円、スマートフォン利用者が670万円、iPad利用者は747万円だった。

時間帯別のインターネット利用割合をみると、スマートフォン利用者ではいずれの時間帯においても高く、常に携帯に触れている様子がうかがえる。また、iPad は夕方〜夜(18 時〜24 時)の割合が高く、スマートフォンの割合を超える時間帯も見られ、休日はほぼすべての時間帯において平日よりもポイントの増加が著しいことから、自宅での利用が多いことがわかる。

▼図1 一般携帯電話・スマートフォン・iPad 利用時間帯(平日)
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▼図2 一般携帯電話・スマートフォン・iPad 利用時間帯(休日)
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スマートフォン利用者がよく利用する機能・サービスは、検索(80.3%)や地図(GPS)利用(74.1%)、写真閲覧・撮影(66.3%)、音楽再生機能(65.2%)、PCサイト閲覧(63.7%)が上位。また、iPad 利用者のよく利用する機能の上位には、検索(66.7%)やPCサイト閲覧(56.8%)、電子書籍(54.3%)など。

▼図3 デバイス別機能・サービスの利用状況
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スマートフォンやiPadでよく利用するサイトの上位は大手検索サイト、次いで動画サイトのYouTubeがランクイン。楽天市場やAmazon.co.jpなどのEC系サイト、Twitterやグルメ系サイトなどが続く。よく利用するアプリでは、スマートフォンではゲーム、ニュース/情報系、仕事効率化(メモ・カレンダー等)が、iPadでは電子書籍やゲームが上位だ。

スマートフォン・iPad購入後のメディア利用状況の変化を聞いたところ、スマートフォン利用者では約10%以上がゲーム機の利用、TVや自宅PCの利用が減少したと回答。iPad利用者では、同様の傾向がさらに大きく、それぞれ15%以上減少していた。さらにiPad利用者では、23%がモバイルPCの利用が減少したと回答した。

本調査について

2010年8月にデジタル・アドバタイジング・コンソーシアムの子会社のスパイアがインターネット調査で実施した。調査対象者はスマートフォン利用者が1,217人、一般携帯電話利用者が1,200人、iPadユーザが100人。

【情報ソース】
2010年9月24日のデジタル・アドバタイジング・コンソーシアムのプレスリリース
スマートフォン・iPad・一般携帯電話に関する利用実態調査 2010 [PDF]

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