エス・アンド・アイ、スマートフォンの通話料金を軽減できるPBXソリューション
2010.10.19
Updated by WirelessWire News編集部 on October 19, 2010, 10:10 am JST
2010.10.19
Updated by WirelessWire News編集部 on October 19, 2010, 10:10 am JST
エス・アンド・アイは2010年10月18日、小規模企業向けのスマートフォン対応PBXソリューション「uniConnect mini for Voice」を発表した。いわゆるPBX(構内交換機)の機能を提供するソリューションで、スマートフォンから通話したい場合に会社の固定回線から発信する。これにより、スマートフォンから発信者番号を会社の番号にして通話できるほか、通話料金を安く抑えることが可能になる。
▼uniConnectダイヤラーを搭載したスマートフォン。左がキーパッド画面、右がサーバーと同期する連絡先から発信するところ
uniConnect mini for Voiceは、エス・アンド・アイがすでに提供しているメッセージングツールのuniConnectに、固定電話発信のPBX機能を追加したもの。スマートフォンから電話をかけるときには、いったんuniConnect mini for Voiceサーバーに通信することで、サーバーが自分と通話相手の両方に固定電話網を介して発信する。この仕組みにより、相手には会社の固定電話からかかってきたように見えることになる。また、通話料金は、携帯電話発よりも安い固定電話発の料金になる。サーバーからスマートフォンにコールバックする通話は、同一のキャリアグループの契約で通話料金が無料になるプランを使って無料にできるためコスト負担はなくなる。結果として、スマートフォンから通話するにもかかわらず、固定電話発の低料金で通話が可能になる。
uniConnectが提供しているメールや連絡先、スケジュールの同期機能や、スマートフォンを紛失した際の遠隔地からの端末初期化の機能なども利用できる。スマートフォン側では、標準のダイヤラーに加えてuniConnectダイヤラーを導入して利用する。業務上の通話はuniConnectダイヤラーを使ってかけることで、低料金の通信が可能になる上、公私分計にもつながる。連絡先の同期機能を併用すれば、企業でメンテナンスしている最新の連絡先情報を使って電話をかけられる。iPhoneおよびAndroid端末向けのダイヤラーアプリを提供する。
パッケージの基本価格は、セットアップ費用を含めた初期費用で25ユーザーの場合に150万円、50ユーザーで200万円、100ユーザーで250万円(税抜き)。同日から提供を開始し、2011年12月までに500組織への導入を目指す。
【報道発表資料】
・小規模オフィス向けスマートフォン対応PBXシステム「uniConnect mini for Voice」を発表
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