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KDDI、Android搭載スマートフォンを新たに3機種発表

2010.10.19

Updated by WirelessWire News編集部 on October 19, 2010, 10:20 am JST

KDDIは、10月18日に開催した秋冬および来春モデルの新製品発表会において、auのスマートフォン「IS series」のラインアップとして、新たに東芝製「REGZA Phone IS04」、シャープ製「IS05」、Pantech製「SIRIUSα IS06」の3機種を披露した。これにより今期発売予定のIS seriesは、10月4日にすでに発表済みのシャープ製「IS03」を含めて合計4機種となる。なお、これら4機種全てがOSにAndroidを採用している。IS03は11月下旬以降、その他は12月下旬以降に、順次発売が開始される予定だ。

当面はAndroid搭載スマートフォンで勝負をかける

KDDI コンシューマ事業本部 サービス・プロダクト企画本部 部長の増田和彦氏は、「auのスマートフォンでは、当面Android端末に注力する」と明言した。続けて増田氏は、2006年にauのインターネットサービス「EZweb」へグーグルの検索エンジンを採用して以来、KDDIとグーグルは協調関係を深めてきたことを説明。今回、そのグーグルと新たなパートナーシップを築き、他社に比べて後発となるスマートフォン開発に対して、今後さらに力点を置いて取り組んでいく考えを示した。

▼秋冬および春商戦に向けて投入されるauのスマートフォンは全4機種
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ルックアンドフィールのこだわりで他社と差別化する

これを受けてグーグル 製品開発本部長の徳生健太郎氏は、「業界初のサービスをユーザのメリットを考えてどんどん打ち出してきたKDDIのサービスと、われわれのサービスが結びついたのはとても自然なこと」と提携関係に至る必然性を語った。その上で徳生氏は、「Androidプラットフォームにグーグルのクラウドを連携させることで、9万以上に上るアプリを提供できるサービスが一挙に展開できるようになる」と説明し、Androidがサービス事業者にもたらすメリットを強調した。

さらに増田氏は、AndroidのようなオープンOSにおける他社との差別化について言及。KDDIは、「ルックアンドフィールに徹底的にこだわる」ことで差別化を図っていくという。その具体例として、スウェーデンのocean observationsがデザインしたUIや、モリサワのフォントの採用を挙げ、同様のデザイン性を継承したルックアンドフィールを他のモデルやアプリケーションにも広げていくとした。また合わせて、「au one Market」で提供するアプリケーションを2010年度中に1800タイトルに増やす計画も明らかにした。

▼固い握手を交わす、KDDI コンシューマ事業本部 サービス・プロダクト企画本部 部長の増田和彦氏と、グーグル 製品開発本部長の徳生健太郎氏。
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防水機能も備えた"1台もち"対応のスマートフォンを投入

REGZA Phone IS04は、ワンセグやおサイフケータイなど一般ケータイでは定番の機能にも対応。IS03と同様に、いわゆる"1台持ち"が可能なスペックを備えている。4.0インチの大画面を装備し、東芝のテレビシリーズ「REGZA」で培った映像技術を踏襲した高品質な映像を実現。IS seriesの中で唯一、防水機能にも対応している。

IS05は女性が持ちやすいコンパクトなフォルムを採用。"カジュアルスマートフォン"と位置づけ、スマートフォンユーザー層の拡大を狙って開発されたモデルという。OSはAndroid2.2を搭載する。

SIRIUSα IS06も、IS05同様にAndroid2.2を搭載。480×800ドット、3.7インチの高精細かつ大画面液晶はタッチ操作機能に対応し、3Dアイコンによる直感的な操作を実現。ocean observationsによるUIではなく、独自のUIを採用している。

▼マルチタッチディスプレイと3Dアイコンを採用し、高い操作性と立体的な視覚効果で直感的にメニューを選択できる「SIRIUSα IS06」。
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【報道発表資料】
auのスマートフォン「IS series」の新ラインナップについて

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