NTTドコモは2010年11月2日、医療従事者向けのモバイルサービスやアプリケーションの提供で、IMSジャパンと業務提携したと発表した。両社では、スマートフォンやタブレット型端末を使って、医療従事者の業務に役立つアプリケーションを提供し、モバイルICTを通じて医療の質の向上を目指す。

具体的には、IMSジャパンがパソコン向けに提供中の「安心処方infobox」のスマートフォン版のアプリケーションを開発し提供する。安心処方infoboxは、医薬品の副作用相互作用を検索できるサイトで、医療従事者に薬剤の安全性情報を提供する。安心処方infoboxのスマートフォン版は、NTTドコモが提供する医師向けの情報サービス「MD+」と併せて無料で利用でき、スマートフォンやタブレット型端末で手軽に医療および薬剤に関する情報を収集できるようになる（関連記事：医師向けの情報サービス「MD+」をNTTドコモが提供開始）。

▼MD+（エムディープラス）

サービスおよびアプリケーションの提供は2011年春を予定。今後、両社では、医薬品の安全使用に関するコンテンツの提供を検討する。さらに、IMSジャパンの医薬品情報の分析力とNTTドコモの顧客基盤やノウハウを融合させた新サービスの開発も進める。

【報道発表資料】
・IMSジャパンと医療従事者向けサービスに関する業務提携に合意