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慶応SFCとUQ、WiMAX経由で全国からキャンパスネットにアクセス可能に

2010.11.24

Updated by WirelessWire News編集部 on November 24, 2010, 10:10 am JST

SFC 慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス
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慶応義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)とUQコミュニケーションズは2010年11月22日、モバイルWiMAXのネットワークを経由してSFCのキャンパスネットワーク(SFC-CNS)にアクセスできるサービスを開始すると発表した。このサービスによりSFCの学生は、全国からキャンパスにいるときと同様のネットワークサービスを受けられるようになる。2011年4月に開始する予定である。

▼ネットワークの相互接続によるサービスのイメージ。インターネットを介さずに、WiMAXとSFC-CNSが専用線で直接結ばれる。インターネットへはSFC-CNSを経由してアクセスする。
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具体的には、UQコミュニケーションズのモバイルWiMAXネットワークとSFC-CNSを専用線で接続。SFCの学生や教職員はWiMAX搭載パソコンやWiMAXルーターなどを使って、UQ WiMAXのサービスエリアなら全国どこでもSFC-CNSにアクセスできるようになる。一般的にセキュアなリモートアクセス環境を構築するにはVPN(仮想閉域網)などを使うが、WiMAXサービスを利用することでVPNによるオーバーヘッドをなくせるほかIDやパスワードの入力の手間も省ける。パソコンを立ち上げるだけでキャンパスにいるときと同じ学内のリソースにアクセスできるようになる。また、SFC-CNSは10Gbpsの高速バックボーンでインターネットにも接続しており、WiMAXでSFC-CNSに接続した学生や教職員はインターネットにもアクセスできる。

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▼SFCのキャンパスネットワークとUQ WiMAXを接続する新サービスの提供で手を取り合う慶応義塾大学環境情報学部長の村井純教授とUQコミュニケーションズ 執行役員CTOの渡辺文夫氏。
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慶応義塾大学環境情報学部長の村井純教授は「SFCは日本に商用インターネットがなかった1990年の設立時点から全学生にラップトップコンピュータを必須にし、TCP/IPでネットワークを運用してきた。今回は、全国どこからでもキャンパスネットワークにアクセスできる新しい経験を学生に提供する。学生は、こうした環境をイノベーションのきっかけにして欲しい」と、その意図を説明する。一方で、ネットワークを使った事件や事故が起こった際にも、大学側は学生や教職員のネットワーク利用状況を常に把握できる。万が一の際の管理にも役立てる狙いがある。

このサービスの提供主体はUQコミュニケーションズで、慶応義塾大学がMVNO事業を提供するわけでなないという。学生や教職員はUQコミュニケーションズと契約を結び、サービスを利用する。料金は未定だが、新幹線からのアクセスのようなオプションについては追加料金なしで利用できるようにするとしている。UQコミュニケーションズは、今回のサービス開始を受けてSFC内にも基地局を新設し、利用者の便を図る。

【報道発表資料】
慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスとUQコミュニケーションズ、モバイルWiMAXによるキャンパスネットワークアクセス構想を発表

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