アップル、AirPrintやAirPlayが使える「iOS 4.2」を公開
2010.11.25
Updated by WirelessWire News編集部 on November 25, 2010, 10:10 am JST
2010.11.25
Updated by WirelessWire News編集部 on November 25, 2010, 10:10 am JST
米アップルはiPhone、iPod touch、iPadで利用しているOS「iOS」の最新版である「iOS 4.2」を公開したと2010年11月22日に発表した。iPadでマルチタスクやフォルダ分けの機能を実現したほか、iPhoneやiPadから印刷できる「AirPrint」、保存した音楽やビデオをAppleTVなどに無線でストリーミングできる「AirPlay」などの新機能を搭載した。
iOS 4.2が利用できるのは、iPhoneは3G/3GS/4、iPod touchは第2世代/第3世代/第4世代、iPad。iOS 4.2にアップデートすることで、iPadでもiPhoneなどですでに実現していたマルチタスク機能やフォルダ分け、メールの統合インボックスやスレッド表示などに対応する。iPadユーザーにとっては、ようやくiOS 4で定番となった機能に触れられるようになる。
iPadだけでなく、iPhoneやiPod touchのいずれでも共通して利用できる新しい機能も多い。AirPrintは、AirPrint対応のプリンターから電子メールやWebサイト、写真、書類などを簡単に印刷できる機能。プリンタドライバーなどは不要で、簡単な操作でiPhoneなどから無線LAN経由により印刷が可能になる。対応プリンターは現時点では米ヒューレット・パッカードが提供している。
AirPlayは、iPhoneなどからAppleTVに向けて無線LANで音楽やビデオ、写真といったデータを送り、ストリーミング再生できるようにする機能。AppleTVをつないだ大画面テレビやホームシアターなどでiPhoneなどに蓄積したコンテンツを再生できる。今後発売される予定のAirPlay対応スピーカーを使うと、iPhoneなどとAirPlay対応スピーカーだけでワイヤレスのオーディオシステムが出来上がる。
また、これまでMobileMeで有料で提供されていた「iPhone(機種によってiPod touch、iPad)を探す」が、iOS 4.2により無料で使えるようになった。対象はiPhone 4、iPad、第4世代iPod touch。iPhoneなどを紛失した際に、機器のある場所のおよその位置を地図上に表示させたり、メッセージを表示させることが可能。さらに、リモートで機器のロックやデータ消去もできる。
iOS 4.2へのアップデートは、iTunesをインストールしたパソコンにケーブルで接続して、画面の指示に従うだけ。アップデートの料金は無料である。
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