Korea Internet & Security Agencyは、2010年12月24日に、韓国でのワイヤレス・インターネットの利用動向調査の結果を発表した。その結果、2010年9月の韓国のワイヤレス・インターネット利用率は、12歳から59歳では59.3%で、1年前の調査から4.4ポイント増となった。
ここで言うワイヤレス・インターネット利用者とは、1年以内に携帯電話のインターネット(SKT、KT、LGTなどの携帯キャリアのサービス)、無線LAN(Wi-Fi)、ブロードバンド無線インターネット(WCDMA/HSDPAやWibroなどの3Gインターネット接続サービスを含む)の最低1つを利用した者を指している。
▼図1:韓国のワイヤレス・インターネット利用率(2002年〜2010年)
1年以内の利用率は59.3%で、1週間以内に利用しているヘビーユーザの割合は30.5%。2009年の調査ではここが17.0%と少なかったが、利用行動はこの1年でかなり活発になったようだ。サービスタイプ別では、携帯電話のインターネットが最も多く、56.7%を占める。無線LANは16.4%で2009年から7.2ポイントを大幅に増加している。ブロードバンド無線インターネットは3.6%となっている。
▼図2:韓国のワイヤレス・インターネット利用率(利用頻度別、2010年9月)
▼図3:韓国のワイヤレス・インターネット利用率(サービスタイプ別、2010年9月)
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年齢別のワイヤレス・インターネットの利用率を見ると、12歳から19歳では82.8%、20歳代では88.3%が利用している。30歳代は67.1%、40歳代は43.7%、50歳代は20.9%と若年層に利用が集中しているが、30代と40代の上昇が目立っている。
▼図4:韓国のワイヤレス・インターネット利用率(年齢別、2010年9月)
2010年9月に、韓国全土の12歳から59歳までの3,000人を対象に、面接法によって調査したもの。
【情報ソース】
2010年12月24日のKorea Internet & Security Agencyの2010 Survey on the Wireless Internet Usage
・2010 Survey on the Wireless Internet Usage Executive Summary
・2010 Survey on the Wireless Internet Usage [PDF]
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