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NHKとNTT、スーパーハイビジョンの国際ライブ中継を共用IPネットで世界初成功

2011.02.23

Updated by WirelessWire News編集部 on February 23, 2011, 10:20 am JST

GEMnet2の構成
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NHKとNTTは2011年2月22日、世界で初めて共用タイプのグローバルIPネットワークを介したスーパーハイビジョンの国際間ライブ中継に成功したと発表した。ライブ中継は東京-ロンドン間で2月18日に実施された。

スーパーハイビジョンは、ハイビジョンの16倍の画素を持つ。ライブ中継では、高速大容量のストリーミングをリアルタイムで可能にする必要がある。スーパーハイビジョンについて両社はこれまで、専用線サービスを使ったIPネットでの中継は実施したことがあったが、共用タイプのIPネットを使ったライブ中継の成功は今回が初めてとなる。共用タイプのIPネットを使い、セキュアかつ低遅延でスーパーハイビジョン伝送が可能になれば、低コストでのライブ中継などが実現する。将来的には海外のスポーツイベントなどの模様を共用タイプのIPネットを経由して伝送し、国内の大画面スクリーンでパブリックビューイングを実施するようなことが可能になる。

ライブ中継の具体的な内容は、東京都世田谷区のNHK放送技術研究所から英国ロンドンのBBCを経由し、東京都武蔵野市のNTT武蔵野研究開発センタにつなぐテスト用ネットワークを構築。この上で、ベースバンドが24Gbpsのスーパーハイビジョンの映像をMPEG-4 AVC/H.264符号化方式で220Mbpsに、音声も22.2chで27.6Mbpsの信号をMPEG-2 AAC-LC符号化方式で1.9Mbpsに圧縮。これらを2つのIPストリームとして送出した。

今回は、合計で270Mbpsを超す高速IPストリームを、NTTが開発したセキュアIP伝送装置を介して送信した。この装置により、暗号・復号とパケットロスの復元などの処理を行う。共用型のグローバルIPネットで、安全にスーパーハイビジョンのストリーミングを実現する技術の有効性が確認できた。

アクセスポイント
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【報道発表資料】
グローバルな共用IPネットワークを用いたスーパーハイビジョンライブ中継に成功

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