KDDIの音楽配信子会社「KKBOX」に、第三者割当増資でHTCが出資
2011.03.30
Updated by WirelessWire News編集部 on March 30, 2011, 10:20 am JST
2011.03.30
Updated by WirelessWire News編集部 on March 30, 2011, 10:20 am JST
KDDIは2011年3月29日、音楽コンテンツ配信事業を手がける子会社の「KKBOX」にHTCが出資すると発表した。KKBOXとHTCが同日、第三者割当増資によって発行するKKBOXの株式をHTCが引き受けることに合意した。
KKBOXは、台湾や香港でパソコン、スマートフォン、携帯電話などに音楽コンテンツの配信サービスを提供している会社で、2010年12月にKDDIが74%の株式を取得して子会社化した(関連記事:KDDI、台湾の音楽配信事業者を子会社化、中華圏でのサービスの足がかりに)。その時点で同社のユーザーは台湾で700万人に上っていた。今回、HTCがKKBOXの第三者割当増資を引き受けることで、発行済み株式の11.1%分を取得する。これにより、KKBOXは1000万米ドルの資金を調達する。
HTCは音楽配信をデジタルコンテンツ市場の重点分野と位置付けている。これまでもKKBOXのアプリをHTC製のスマートフォンに搭載してきた。今回の増資引き受けにより提携を深め、HTCスマートフォンに向けた新しい音楽サービスを提供していく。さらに、KDDIグループとしては、エンターテイメントコンテンツのプラットフォームの国際展開に弾みをつける。
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