eMarketerは、2011年3月31日に、2015年までの中南米の携帯電話の利用者数と人口普及率のデータを発表した。全体では2010年に3億5,000万人が利用し、人口普及率は60.6%(図1)。これが2015年には全体で4億5,000万人となり、人口普及率は72.9%になると予想している。
中南米マーケットは、全体としては世界の中でも携帯機器の普及率は高い方にある。
▼図1:中南米の携帯ユーザー数と普及率(2009年〜2015年)
中南米マーケット全体としては、着実に利用者数や普及率の増加が見込めるが、国によって事情は大きく変わる。2011年にアルゼンチンは人口普及率で77%、ブラジルは54%、メキシコは52%と予想している。一人当たりのSIMカード保有は複数であることから、契約ベースはもっと多いものと考えられる。各国の文化の違いによって、キャンペーンなどはそれぞれの国によって異なったものが必要だ。
▼図2:国別の携帯普及率(2009年〜2015年)
高普及率のアルゼンチンは2013年には8割を超え、2015年には83.0%まで普及率と予想している。ブラジルは2010年に普及率50.0%となり、2013年には6割を超え、2015年に69.0%にまで普及すると予想している。メキシコは2011年に5割を超え、2015年には63.5%になると予想している。その他の中南米地域は、2010年に72.8%、2015年には79.0%まで普及すると予想している。
【情報ソース】
2011年3月31日のeMarketerの記事
・Mobile Marketers Must Respond to Cultural Differences
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