NTTドコモ、スマートフォンを遠隔制御する法人向けのクラウドサービス
2011.04.19
Updated by Naohisa Iwamoto on April 19, 2011, 18:55 pm JST
2011.04.19
Updated by Naohisa Iwamoto on April 19, 2011, 18:55 pm JST
NTTドコモは2011年4月19日、法人市場でのスマートフォン利用の拡大に伴い、スマートフォンをセキュアに使えるようにする「スマートフォン遠隔制御サービス」を提供すると発表した。4月25日に提供を開始する。専用のWebサイトから、遠隔制御でスマートフォンの操作や設定が可能になる。
新サービスが提供する機能は、大きく「紛失時の対策」「不正防止の利用」「端末管理の効率化」の3種類に分類できる。紛失時の対策としては、スマートフォンをロックする「遠隔ロック」、スマートフォンの初期化やデータ削除を実行する「遠隔削除」がある。不正利用の防止としては、「発信先制限」や「アプリケーション利用制限」、「カメラ利用制限」の機能を提供し、業務以外での不適切な利用を防ぐ。また、端末管理の効率化の側面では、管理者からの一斉にファイル配信する機能、端末にインストールされたアプリの情報を管理者側が取得できる機能、複数の端末への利用制限の一括設定などを用意する。
クラウドサービスとして提供するため、初期導入コストなどが不要で、1IDからの利用が可能。月額利用料金は1ID当たり315円、利用料金は従量料金で1制御ごとに3.15円。対応機種はAndroid端末のGALAXY S、GALAXY Tab、Xperia、Windows Mobile端末のdynapocket T-01B、DT-5300。専用のアプリケーションをダウンロードして利用する。対応機種は今後増加する予定である。
NTTドコモは4月7日にも法人向けのスマートフォン対応クラウドサービスとして、「モバイルグループウェア」を発表している(関連記事:NTTドコモ、スマートフォンで社内情報を共有できるクラウドサービスを提供)。こちらも同じく4月25日から提供を開始する予定で、クラウドと銘打ったサービスが相次いで始まることになる。
【報道発表資料】
・法人向けクラウドサービス「スマートフォン遠隔制御サービス」の提供を開始
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