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KDDIとグリー、Androidベンチャー支援の投資ファンドに約20億円ずつ出資

2011.04.22

Updated by Naohisa Iwamoto on April 22, 2011, 11:04 am JST

KDDIおよびグリーは2011年4月22日、Android関連ビジネスのベンチャー企業を支援する米国の投資ファンドに出資すると発表した。投資ファンドは、米DCMが設立する「A-Fund, L.P.」(以下A-Fund)。出資額はそれぞれ総額で2500万ドル(約20.5億円)に上る。

ファンド概要
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「A-Fund」は、Android関連したベンチャー企業を対象にした投資ファンド。アプリケーションやプラットフォーム、ハードウエアの開発や、ネットサービスの提供に携わる企業が対象になる。主に米国、中国、日本などでAndroid関連の先進ビジネスを展開する有望なベンチャー企業に投資し、企業およびビジネスの成長を支援する。

KDDIは、ファンドへの出資を通じて、Android関連のベンチャー企業の成長を支援し、将来の出資や提携を視野に入れた関係構築を目指す。有望なサービスなどがベンチャー企業から生まれてきた際に、自社のAndroid端末向けサービスに取り込む道筋を付けておくことで、優位性を確保する狙いといえる。グリーも同様にベンチャー企業を支援するとともに、ソーシャルアプリを開発するベンチャー企業とのパートナーシップを強化していく考えだ。

DCMは事業立上げ段階のベンチャー投資事業を手がけるベンチャーファンド。A-Fundは、2016年12月までの最大5年間を予定し、運用総額は1億ドルを見込んでいる。

【報道発表資料】
Android分野におけるベンチャー企業を支援する投資ファンド「A-Fund」への出資について

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。