アップル、ついにスマートフォン販売台数トップに - サムスン、ノキアを押さえて(米調査会社)
2011.08.01
Updated by WirelessWire News編集部 on August 1, 2011, 11:11 am JST
2011.08.01
Updated by WirelessWire News編集部 on August 1, 2011, 11:11 am JST
米調査会社ストラテジー・アナリティクス(Strategy Analytics)は29日、2011年第2四半期の世界におけるスマートフォン出荷台数、ならびにメーカー各社の端末シェアを発表した。
この調査によれば、同期におけるスマートフォン端末出荷台数は前年同期比76%増の1億1000万台となり、メーカー別では2034万台を販売したアップル(Apple)が全体の18.5%(前年同期比5%増)を占めて首位になったという。また今回から端末出荷台数の発表を控えることしたサムスン(Samsung)は推定で1920万台を出荷し、同社のシェアは前年同期の5%から12.5%増加となる17.5%になった。いっぽう、これまで首位をつづけてきたノキア(Nokia)の出荷台数は1670万台で、市場シェアは前年同期の38.1%から15.2%へと大きく減少している。
[出典:Strategy Analytics]
アップルとノキアの順位交代については、両社がそれぞれ同期の決算を発表した時点で判明していたが、サムスンについてはアナリストらの予想にほぼ近い出荷台数となったとみられ、その結果アップルとサムスンの2強体制への移行が改めて浮き彫りになった格好だ。
いっぽう、サムスンがノキアをしのぐとの予想がでていた携帯電話機全体の出荷台数については、ノキアは34.7%から24.5%とシェアを縮小したものの、サムスンのシェアが19.9%から20.5%へと微増に留まったと見られることから、ノキアが首位を維持する結果となった。
サムスンは29日に行った決算発表のなかで、今回から携帯電話とタブレット端末の出荷台数の発表を差し控え、今後は予想販売台数も含めて発表を行わない方針にしたことを明らかにしている。この変更の理由について、サムスンが今年4月から続くアップルとの法廷闘争を考慮し、アップルを下手に刺激したくないと考えたためではないかとアナリストらは指摘しているという。
【参照情報】
・Apple Becomes World's Number One Smartphone Vendor in Q2 2011 - Strategy Analytics
・Apple Overtakes Nokia as Biggest Smartphone Maker With 18.5% Market Share - Bloomberg
・Nokia Cedes Smartphone Crown to Apple, Samsung - WSJ.com
・Samsung Stops Reporting Phone Sales Data - WSJ.com
・サムスン「Galaxy S II」、85日間で500万台を販売 - 8月にはいよいよ米国市場へ
・ノキア、首位陥落 - スマートフォン販売台数でアップルが世界1位に
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