ロンドンのバスはバージンの無料WiFiスポットになる
2011.08.05
Updated by WirelessWire News編集部 on August 5, 2011, 19:30 pm JST
2011.08.05
Updated by WirelessWire News編集部 on August 5, 2011, 19:30 pm JST
英バージン・メディア(Virgin Media)がロンドン市当局に対して、無料のWiFiサービス提供を提案している。まず、市内を走るバスでWiFiによるインターネットアクセスを無料提供する案が示されているようだ。
主に日中のネットワークの空きキャパシティを有効利用し、512kbpsから10Mbps程度のアクセスを提供する。アクセスポイントは、バス停留所、電灯、同社の小売店、その他に拡大し、最終的には数百万ポンド(1ポンドは約127円)の投資が必要となるが、これにより人々の「デジタル・ライフスタイル」を前進させ、将来的に実を取るための投資と捉えているとのこと。無論、3G網のオフロードも背景にあるだろうが、利用者はバージン・メディア利用者に限定されない模様。
英国の通信事業者大手BTはOpenZoneというホットスポット・サービスを提供しているが、利用できるのはBTユーザのみ。Sky社(またはBSkyB(British Sky Broadcasting))はWiFiホットスポット提供事業者のCloud社を買収、O2社も広告付きのホットスポットの提供をアナウンスしており、イギリスにWiFiスポットは多数存在することになる。
バージン・メディアは昨年11月、主にスマートフォン利用者向けにWiFiネットワークの計画を明らかにしていた。今から2年前にロンドン市長Boris Johnsonは、2012年のロンドン五輪までに市内の全ての街灯とバス停をWiFiスポットに変えると宣言したようだが、1年経っても具体化しておらず、バージン・メディアの提案が渡りに船ということになるのかもしれない。
【参照情報】
・Will Virgin Media Offer Wi-Fi On London Buses?
・Virgin Media plans free Wi-Fi network for London
・Virgin Media and London buses planning free Wi-Fi for all
・Virgin Media plans Wi-Fi network for smart phone users
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