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インターネット利用、2015年にはモバイル端末経由がPC経由を上回る - IDC予測

2011.09.13

Updated by WirelessWire News編集部 on September 13, 2011, 10:56 am UTC

スマートフォンやタブレット端末からインターネットにアクセスする人の数は今後4年間に毎年16.6%のペースで増え続け、米市場では2015年にPCなど有線網経由でアクセスする人の数を上回るとする予測レポートが、米調査会社IDCから米国時間12日に発表されている。

IDCによると、2010年に約20億人であった世界のインターネット人口は2015年には全人口の40%に相当する27億人へと増加する見込みで、この牽引役を果たすのがモバイル端末--とりわけタブレット端末の利用者の増加だという。

また同社は、PCからインターネットにアクセスする人の数は今後次第に減少していくと予測。同社が今年はじめに発表したデータによると、昨年第4四半期にはスマートフォンの出荷台数が1億台を超え、PCの9200万台を上回っていたという。さらに、2010年3月末にリリースされたiPadがすでに同社の売上全体の21%を占めるまで成長しており、またAndroid陣営でもアマゾン(Amaozon)が安価なタブレット端末のリリースを予定しているなど、iPadとAndroid端末の激しい競争が予想されるとIDCは述べている。

こうした変化に伴い、IDCではモバイル端末経由のデータ通信量が2010年から2015年までの5年間で26倍に増大すると予測している。また、オンライン広告の市場規模も2015年までの5年間で61%成長し、広告市場全体の17.8%にあたる1380億ドルに到達するとIDCは予測している。

各種ウェブコンテンツの流通やeコマース、オンライン広告といった分野では、ユーザーのインターネットアクセス行動の変化にあわせたサービスの変化が求められており、それがチャレンジと同時に新たな機会を生み出すことになるだろうとGigaOMは指摘している。

「PCからモバイル端末への主役交代」については、これまでにもさまざまな場で論じられており、たとえばアップルのスティーブ・ジョブズ前CEOは以前「ポストPC時代の始まり」に言及していたことがあった。また、投資銀行モルガン・スタンレー時代にネット系アナリストとして知られ、現在はシリコンバレーを代表するベンチャーキャピタル(VC)、クライナー・パーキンス(Kleiner Perkins)に籍を置くメアリー・ミーカー(Mary Meeker)氏は、以前からモバイル端末の出荷台数がPCのそれを追い越す「Inflection Point」の到来に触れ、昨年秋に行ったプレゼンテーションではこの逆転が2012年中に起こるとして、以前の予測よりもその時期を前倒ししていた。


[Web 2.0 Summit 2010: Mary Meeker, "Internet Trends"]

【参照情報】
IDC: More Mobile Internet Users Than Wireline Users in the U.S. by 2015 - IDC
Mobile Internet user to eclipse wireline users by 2015 - GigaOM
Mary Meeker: Mobile Internet Will Soon Overtake Fixed Internet - GigaOM
Steve Jobs: Let the post-PC era begin (live blog) - CNET

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