タックス・ヘイヴンとして知られる西インド諸島の英領ケイマン諸島で、英ケーブル・アンド・ワイヤレス(Cable & Wireless Communications)が、同社のカリブでのブランドであるLIMEでカリブ地域初の「4G」としてHSPA+の提供を開始した。3島(グランドケイマン島、ケイマンブラック島、リトルケイマン島)全域をカバー。LIMEがカリブ地域で独占的に販売しているiPhoneのデータ通信に威力を発揮するものと期待されている。
ベンダーのエリクソン(Ericsson)は、LIMEがカリブで提供中の12のモバイルネットワークのコアネットワークと基地局のアップグレードを行う契約を9月に交わしている。この契約にはネットワーク設計、構築、プロフェッショナル・サービスなどが含まれる。ケイマンで提供する21MbpsのHSPAが第一弾のアップグレードとなる。
提供地域は、アンギラ、アンティグア・バーブーダ、バルバドス、イギリス領バージン諸島、ケイマン諸島、ドミニカ、グレナダ、モントセラト、セントキッツ・ネイビス、セントルシア、セントビンセント、タークス・カイコス諸島の主にイギリス領。なお、「4G」化に合わせて5台まで通信できるWi-Fiルータの提供も開始されている。
【参照情報】
・Cable & Wireless Communications PLC : LIME launches 4G services 6 October, 2011 [PDF](プレスリリース)
・Wi-Fi wherever
・Ericsson upgrades Lime mobile networks
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