ITヘルスケア業界団体、NFCフォーラムと協業
2011.10.21
Updated by WirelessWire News編集部 on October 21, 2011, 15:30 pm JST
2011.10.21
Updated by WirelessWire News編集部 on October 21, 2011, 15:30 pm JST
10月18日、健康機器や医療機器のデジタル化促進と通信規格の統一を目指す業界団体のコンティニュア・ヘルス・アライアンス(Continua Health Alliance)(本部:米国オレゴン州ビーバートン)と、近距離無線通信NFC(Near Field Communication)の仕様策定を行っているNFCフォーラムとは、協業契約を締結したと発表した。医療機器ベンダーは従来からNFC技術の適用に熱心だったが、これによりプロトコルの簡素化、標準化が進み、プロモーション効果も高まり、関連機器のコストも低減すると期待される。
両団体は現在、技術情報を交換している段階。コンティニュアはすでに、Bluetooth、ZigBee、IEEE、USBなどいくつかの無線、有線のインタフェースに対応しており、無線をNFCに限定したということではない。
2006年設立のコンティニュア・ヘルス・アライアンスは240社を超えるメンバー企業を有しており、主要メンバーにはシスコ、マイクロソフト、IBM、インテル、オラクル、ノキア、クアルコム、フィリップス、オレンジ、AT&T、GE、サムスン電子などのグローバル企業のほか、日本企業もパナソニック、ソニー、オムロン、シャープ、日立製作所、富士通、NECアクセステクニカ、三菱電機、村田製作所、東芝、日本光電、セイコーエプソン、タニタ、NTTドコモ、KDDI研究所などが名を連ねる。
NTTレゾナントの「goo からだログ」、富士通の「深体創工房」などのサービスや、オムロンの体重体組成計、血圧計、パナソニックのタフブック、富士通の携帯電話機(F-01C、F-02C、F-03C)などの製品がコンティニュア技術に対応しており、市場投入されている。9月に幕張メッセで開催されたIT・エレクトロ二クス展「CEATEC JAPAN 2011」にてコンティニュア対応製品・サービスが展示されるなど、プロモーション活動を本格化させている。
一方のNFCフォーラムは2004年設立でメンバーは160社余り。マイクロソフト、インテル、ノキア、クアルコム、AT&T、サムスン電子、パナソニック、ソニー、シャープ、日立製作所、村田製作所、東芝、NTTドコモなどコンティニュアと重複するメンバーも多い。
【参照情報】
・Continua Health Alliance and the NFC Forum Collaborate to Expand Connectivity, Simplify Data Exchange in Healthcare IT<プレスリリース>
・NFC Forum, Continua Health Alliance collaborate on NFC-enabled health care products
・Continua, NFC Forum collaborate on connectivity, data exchange
・NFCフォーラム
・コンティニュア・ヘルス・アライアンス(グローバル / 日本)
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