(株)MM総研 [ 東京・港 ] によると、2011年度上期(4月〜9月)の国内携帯電話端末の出荷台数は前年比6.0%増の2,028万台となった。半期別の出荷台数としては2007年度下期の2,563万台以来の2,000万台市場となったという。2011年度上期のスマートフォン出荷台数は前年比4.5倍の1,004万台となり、総出荷台数の49.5%を占める結果となった。
今後もスマートフォンへのシフトが加速していくため、2011年度下期も2,000万台超の出荷台数が見込まれる。MM総研では、2011年度通期では前年比10.5%増の4,160万台となり、2007年度以来、4年ぶりの4,000万台市場になると予測している。うちスマートフォン出荷台数は2,330万台となり、総出荷台数の56.0%に達するとみている。
メーカー別出荷台数シェアは、シャープが2006年度上期以降の半期別台数シェアとして11期連続で1位を獲得した。出荷台数は394万台(前年比9.4%減)でシェアは19.4%(前年比3.3ポイント減)となった(図1、図2)。
▼図1:携帯電話出荷台数(日本、2011年4月〜9月)
2位は前年度と同じ富士通(富士通東芝モバイルコミュニケーションズ含む)で338万台(18.6%増)、シェアは16.7%(1.8ポイント増)となった。3位は前年度6位のソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズで260万台(83.1%増)、シェアは12.8%(5.4ポイント増)となった。4位はパナソニック モバイルコミュニケーションズで209万台(19.9%減)、シェアは10.3%(3.3ポイント減)となった。5位はAppleで188万台(40.3%増)、シェアは9.3%(2.3ポイント増)、6位はNECカシオモバイルコミュニケーションズで178万台(22.9%減)、シェアは8.8%(3.3ポイント減)。7位は京セラで159万台(27.1%減)、シェアは7.8%(3.6ポイント減)となった。
▼図2:携帯電話出荷台数シェア(日本、2011年上期、2010年上期)
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スマートフォン市場におけるメーカー別シェアではシャープが228万台で1位(シェア22.7%)、2位がソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(シェア22.2%)、3位がApple(シェア18.7%)、4位が富士通(シェア9.8%)、5位がSamsung(シェア8.3%)、6位がNECカシオモバイルコミュニケーションズ(シェア8.1%)の順となった(図3)。
▼図3:スマートフォン出荷台数シェア(日本、2011年4月〜9月)
またスマートフォンOS別では、2011年4月〜9月のシェアはAndroidが799万台で1位(SPシェア79.6%)、2位がiOS(SPシェア18.7%)となった。
【情報ソース】
2011年10月27日のMM総研のリリース
・2011年度上期国内携帯電話端末出荷概況
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