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LG、不振の携帯端末事業テコ入れに大型増資を計画 - 株価は大幅下落

2011.11.04

Updated by WirelessWire News編集部 on November 4, 2011, 14:41 pm JST

テレビや携帯電話関連の不振が続くLG電子(以下、LG)が、主に携帯端末事業のテコ入れを目的とした資金調達のために新株の発行を計画していることが明らかになったが、想定される調達額が9億4000万ドル程度と比較的大きく、株式価値の希釈を懸念した投資家の売りが出て、株価は3日に一時14%も下落したという。

LGは、携帯電話端末の出荷台数でノキア(Nokia)、サムスン(Samsung)に次ぐ世界第3位につけているが、スマートフォンへの対応ではアップル(Apple)やサムスン、HTCなどにくらべて大きく出遅れ、同事業部門では6四半期連続で赤字を計上。7-9月期の携帯端末出荷台数は2110万台で前四半期の2480万台から減少、これに伴い同事業部門の売上は15%近く減り、赤字幅も1.7%から5.2%へと拡大していた。

市場調査会社ストラテジーアナリティクスが10月下旬に発表したレポートによると、LGの7-9月期の携帯電話端末市場シェアは5.4%で前年同期の8.3%から後退、通年のシェアについても8.6%から6.5%に減少する可能性があるという。

LGでは、テレビ事業と携帯端末事業の2つで売上全体の約60%を稼ぎ出しているが、いずれも市場での競争が激化しており、経営的に苦しい状況が続いている。また、ライバルのサムスンのようにテレビ事業の不振を携帯端末事業でカバーすることもできておらず、最近ではスタンダード・プアーズ(S&P)やムーディーズ(Moody's)、フィッチ(Fitch)といった格付け会社が軒並みLGの信用格付けを引き下げていた。

【参照情報】
LG to raise $940M to shore up handset biz - Fierce Wireless
LG Mounts Push for Cash to Boost Smartphone Unit - WSJ
LG Electronics Plans $938 Million Rights Offer After Losses; Shares Plunge - Bloomberg
LG plans $945 million share sale to prop up smartphones - Reuters
1兆ウォンの有償増資決定...LG電子になにが? - 中央日報
携帯電話端末市場の「見取り図」- Asymco

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