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マイクロソフト、タブレット重視の「Office 2013」コンシューマー・プレビュー版を公開

2012.07.17

Updated by WirelessWire News編集部 on July 17, 2012, 11:07 am JST

マイクロソフト(Microsoft)は米国時間16日、同社のソフトウェア「Office 2013」のコンシューマー・プレビュー版を公開した。最新版Officeはタブレット端末での操作性の向上やクラウド対応、VoIPとの統合、ソーシャルネットワーキングとの連携など、様々な機能が追加されている。

今回の最新版で追加された新たな機能の多くは、同社がもともと運営していたオンラインサービスや、近年買収によって獲得したサービスが統合されたもの。たとえば、ユーザーの文書はマイクロソフトのクラウドストレージサービス「SkyDrive」上にデフォルトで保存されるようになっており、VoIPには買収したスカイプ(Skype)が統合され、「Outlook」からスカイプのビデオ通話などが可能になっている。また、ソーシャルネットワーキングにも同じく最近買収したヤンマー(Yammer)を利用した機能が追加される見込み(現在のプレビュー版では未搭載)。

ほかにも、マイクロソフトが長年推進してきたペン・コンピューティング技術を利用し、デジタルペンやスタイラスなどに対応する通称「Ink」という機能や、OfficeがインストールされていないPCでもストリーミングで完全版のオフィスが利用できる機能も追加されるなど、全体に大きば変更が加えられている。

同社のスティーブ・バルマー(Steve Ballmer)CEOは、新しいOfficeについて、クラウドを第一に考えて開発されたものと述べている。またAllThingsD(ATD)では、マイクロソフトのカーク・コーニグスバウエル(Kirk Koenigsbauer)ヴァイスプレジデントが「Windows 8」を搭載するサムスンのタブレット端末でこのデモンストレーションを行い、タブレットの重要性を示したと記している。

Microsoft Officeはマイクロソフトにとって一番のドル箱製品・サービスで、2012年3月期の売上でも、Office部門が116億ドルと、Windows部門(91億ドル)、サーバー・ツール部門(53億ドル)などを上回っている。ただし、法人向けの生産性ソフトウェア市場では、グーグル(Google)が安価もしくは無料で提供する「Google Apps」が導入企業数を伸ばしていることから、マイクロソフトにとって今回のアップデートは非常に重要なものになると見られている。

【参照情報】
Office 2013 preview: cloud subscriptions, Metro flair, and touch improvements - The Verge
Microsoft Unveils "New Generation" of Office Aimed at Tablets and Built for Cloud - ATD
New Microsoft Office ropes in Skype, Yammer, SkyDrive - GigaOM
Microsoft Hits Back as Google Muscles In - WSJ
Microsoft unveils the new Office - Microsoft
Windowsの覇権が失われる時... - Asymco

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