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ARM、M2M向けの新型低消費電力チップを発表

2012.03.14

Updated by WirelessWire News編集部 on March 14, 2012, 10:10 am UTC

英ARMホールディングス(ARM Holdings)は現地時間13日、同社が新たに開発した低消費電力チップ「Cortex-M0+」を発表した。家電製品や自動車、医療機器など、ネット接続機能を持つさまざまな機器を想定して開発された同製品は、ユビキタスネットワークの発展に道を開くチップとして大きな注目を集めている。

ARMの最新型チップは、サイズが1mm × 1mmの32ビットプロセッサで、同社の設計した「Flycatcher」に基づくもの。同チップは、スマートフォンなどの端末に利用できるほどの処理能力を持ちながら、従来の8ビットや16ビットのプロセッサと比べても3分の1ほどしか電力を必要とせず、スリープモードの状態ではほとんど電力を消費という。

ARMは同チップについて、「世界で最も効率的なマイクロプロセッサのデザイン」としており、洗濯機や照明などの家電製品や、血圧モニターなどの医療機器、自動車のエネルギーメーターなど、さまざまネット接続機器への採用を見込んでいるという。また同社は、すでにNXPやフリースケール(Freescale)などの半導体メーカーと、新チップについてのライセンス契約を結んでいるという。

通信機器メーカーのエリクソン(Ericsson)が先ごろ明らかにしていた予想によると、世界全体でのネット接続機器の数は2020年までに500億台に達する可能性があるという。

なおこの分野では、ARM以外に、マイクロチップ・テクノロジー(Microchip Technology)やアトメル(Atmel)などの企業がやはり低消費電力チップの開発を進めている。

【参照情報】
Arm unveils chip for 'internet of things' - FT
Arm's latest processors aim to stretch internet's reach - BBC
ARM unveils world's most efficient 32-bit processor - Geek.com

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