アフリカ初の加入者向け商用LTEサービスはアンゴラ
2012.03.15
Updated by WirelessWire News編集部 on March 15, 2012, 11:08 am JST
2012.03.15
Updated by WirelessWire News編集部 on March 15, 2012, 11:08 am JST
アフリカ大陸では南アフリカやナイジェリアでLTEのトライアルが行われており、商用サービスはナイジェリアの国営総合通信事業者Globacomが2011年1月に開始している。しかし、これは法人顧客向けのバックホールが主たる用途だった。
今月になって同じアフリカでも大陸の南西部にあるアンゴラが加入者向けの商用LTEサービスでアフリカ初の導入国になる可能性が浮上してきた。アンゴラ第二のモバイル通信キャリアであるMovicelは首都ルアンダ周辺で5月末にも商用LTEサービスをスタートさせる。
ベンダーはZTE(中興通訊)で、同社のUni-RAN、Uni-Coreソリューションを提供する。また、同国の産油地域であるカビンダ州(飛び地)ではファーウェイ(華為技術)が機器を提供する。カビンダのLTEはFDD(周波数分割複信)で1800MHz帯が使われる。
中国のファーウェイとZTEが選ばれているのには政治的な背景があるようだ。冷戦終結後、アンゴラは中華人民共和国と友好関係にあり、同国の原油の4分の1は中国に輸出されているという。
西アフリカの西岸にあるガンビア共和国(英連邦加盟国)でもNetpage社により今月から4Gサービスが提供されているようだが、方式が何なのかは報じられていない。
【参照情報】
・Angola to Launch Africa's First LTE Network
・Movicel to Deploy Commercial LTE in Angola
・Movicel launching LTE on 1800MHz FDD spectrum ? 'first of its kind in Africa'
・Gambia launches first 4G device
・Gambia: Nation Placed on 4G Pedestal
・ナイジェリアでアフリカ初のLTEサービス始まる
・南アフリカのLTEトライアル
・アンゴラ(Wikipedia)
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