グーグル（Google）がついに拡張現実プロジェクト「Project Glass」に関する情報を「Google+」ページ上で公開した。

このプロジェクトの存在は2月に、NYTimesなどで匿名社員の話として報じられていたが、今回同社はユーザーの「アイディアや意見から学ぶ」ため、プロジェクトの公開に踏み切ったと述べている。

グーグルが公開したデモ・ビデオによると、このメガネでは、地図やナビゲーション、そして現在地を元にした様々な情報が目の前に映し出されるほか、写真や動画を撮影して通話中の相手と共有することも可能になる予定だという。

「Project Glass」は、メガネ状のディスプレイにデータを表示させる装着可能なコンピューターの開発プロジェクトで、「Google X」と呼ばれる同社の研究所で進行している。

このプロジェクトには、バイオナノテクノロジーの専門家であるバラク・パルヴィズ（Babak Parviz）ワシントン大学教授がエンジニアとして加わっている。同教授は過去にコンタクトレンズ型のディスプレイを開発しており、昨年11月に実施されたウサギに同レンズを装着する実験でも成功を収めていたという。

【参照情報】
・Project Glass - Google
・Google Begins Testing Its Augmented-Reality Glasses - New York Times
・Google glasses make sense as the "next" mobile device - GigaOM
・Could Google's Project Glass be used in contact lenses? - The Verge
・グーグル、Android搭載のHUD型通信端末を開発中（NYTimes報道）