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グーグル第1四半期決算 - 売上24%増で再び成長軌道に

2012.04.13

Updated by WirelessWire News編集部 on April 13, 2012, 09:58 am JST

グーグル(Google)は米国時間14日、第1四半期の決算を発表した。昨年第4四半期には業績がアナリストの予想を下回り、株価が下落した同社だが、1-3月期は再び大幅な成長を記録している。

同期の売上は106億5000万ドルで、前年同期の85億8000万ドルから24%増加した。そのうち同社ウェブサイトでの売り上げは、およそ7割にあたる73億1000万ドルで、前年同期比24%の増加。またパートナーサイト経由の売上は29億1000万ドルで、前年同期比20%の増加だったという。

外部サイトへの広告掲載料を除いた売上は81億ドルで、前年同期の65億4000万ドルから大幅に増加。また、GAAP基準での純利益も、前年同時期の18億ドルから28億9000万ドルへと増加している。1株あたり利益は10.08ドルと、アナリストらの予想9.64ドルを上回った。

1クリックあたりの売上高は、前年同期比マイナス12%、前四半期比マイナス6%で、2期連続での落ち込みとなった。1クリックあたりの売上高は、クリック課金型の広告収入が大半を占める同社の売上を左右する数字であるだけに、前期に引き続いて懸念の声があがっている。

そのいっぽうで、広告のクリック数は39%増加した。また、モバイル端末経由でのクリックが全体に占める割合は、昨年末時点で12.3%であったが、今年の終わりまでには25%に倍増するとみられているという。

さらに、同社はこの日、株式分割を実施すると発表。ラリー・ペイジ(Larry Page)CEOがGoogle+ページ上で明らかにしたところによると、同社は既存株主に対し、株式保有数1株につき新たに1株の株式を配布するという。この新たな株式は議決権の無い株式であり、社員への株式提供などを通じて創業者の議決権が弱まることを避ける狙いがあるとみられる。

【参照情報】
Google's Q1: A Little Light, but Investors Get a "Stock Split" - AllThingsD
Google bounces back, announces stock split plan - GigaOM
Google Proposes Changing Stock Structure to Maintain Its Control - Bloomberg
グーグル株価急落 - 10-12月期決算、アナリスト予想に届かず

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