マイクロソフト（Microsoft）は1日、次期OS「Windows 8」の発売前最後のプレビュー版「Release Preview」を公開した。前回リリースした「Consumer Preview」版にくらべ様々な機能が追加され、実際の製品版にかなり近いものとなっている。

Release Previewでは、ブラウザの「Internet Explorer 10」がAdobe Flashに対応したほか、ホットメール（Hotmail）やスカイドライブ（SkyDrive）、メッセンジャー（Messenger）、さらにスポーツからトラベル、音楽、ニュースなど様々なジャンルに及ぶ数百個の新たなWindows 8向けAppがWindowsストアから利用可能になっている。

同社のWindows部門責任者、スティーブン・シノフスキー（Steven Sinofsky）氏は「このRelease Previewというマイルストーンに到達できたことに興奮している」とコメント。同社は製品版のWindows 8について、今年のホリデーシーズンまでに市場に投入することを目指しているとしている。

いっぽう、マイクロソフトはWndows 8向けのアプリ拡充にも力を入れている。同社は2月から「Building 20」というプログラムを同社本社で行っており、すでに他のプラットフォームにアプリを提供している開発者がWindows 8にも同じアプリを提供できるよう、自社のエンジニアによるフィードバックなどサポートを提供。このプログラムはすでにニューヨークやパリ、広州など世界中の87の都市で実施。また、新たにWindowsアプリを開発中の開発者には「App Acceleration Lab」という別のプログラムも用意し、アドバイスを行ってきているという。

なお、最新プレビュー版はマイクロソフトのウェブサイトからダウンロード可能となっている。

【参照情報】
・Windows 8 Release Preview - マイクロソフト
・Microsoft Says It's Aiming For Windows 8 Release By Holidays - Bloomberg
・Microsoft Releases Fuller Windows 8 Test Version - WSJ
・Windows 8 Release Preview: new apps, improvements, and Flash support (hands-on) - The Verge
・Microsoft's Windows 8 Release Preview: What's in and what's out - ZDNet
・Delivering the Windows 8 Release Preview - MSDN