サムスン、「Galaxy S IIIの過熱故障」報告の調査へ

2012.06.22

Updated by WirelessWire News編集部 on June 22, 2012, 15:08 pm JST

サムスン（Samsung）は米国時間21日、最新のAndroidスマートフォン「Galaxy S III」について、端末の底部が焼け焦げた写真がオンライン上で公開された件の調査に乗り出すことを明らかにした。

この写真は20日にBoards.ieという掲示板で公開されていたもので、底部付近におそらくバッテリーの過熱が原因と思われる焼け焦げがみられる。サムスンは公式ブログ「Samsung Tomorrow」記事のなかで、この件を承知しており、当該端末を入手後ただちに調査を始め、結果がわかり次第詳しい情報を提供するとしている。

なお、この話に触れたThe Vergeでは、バッテリーの過熱によるノートPCやモバイル端末の事故はかなり前から繰り返し生じてきており、アップルのiPod初期モデルなどでもみられたと記している。

Bloombergによると、サムスンにとってスマートフォンのフラッグシップ機種である「Galaxy S」は、初代「S」とそれに続く「S II」で累計5000万台以上が出荷されたという。5月はじめに発表された最新の「Galaxy S III」については、世界各国の通信事業者から事前に900万台もの注文があったことが伝えられていた。また、英国では5月に発売が始まっており、米国でも21日から販売開始予定となっていたが、流通量の不足から、スプリントでは発売を先送り、またAT&Tでも予約分の納期に遅れが出ていることなどが報じられている。

[Boards.ie]