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「ReadySet」ソーラー発電・充電キット、Kickstarterで募集開始 (編集担当メモ:動画付き)

2012.07.13

Updated by WirelessWire News編集部 on July 13, 2012, 10:59 am JST

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もともとアフリカなどの新興市場における電気の普及や個人の経済的自立などを助ける目的で開発された蓄電・充電キットを、米国市場に「逆輸入」しようという試みが始まっている。

フェニックス・インターナショナル(Fenix International)というサンフランシスコのベンチャー企業が、Kickstarterを使って資金集めをはじめた「ReadySet Solar Kit」というこのキット、ビデオの冒頭に説明があるとおり、電力網の整備も進まないまま携帯電話だけはどんどん普及が進んでいるというアフリカやアジアの新興国向けに開発されたもの。同時に、屋内・夜間の照明に、いまだに有害なケロシンランプをつかわなくてはならないような状況を改善することなども想定されているようだ。

今回米国限定で資金集めならびに製品提供予約申込がはじまったキットには、デバイス充電用として5ボルトのUSB端子や12ボルトのカー(シガレット)ソケットの付いた本体、15ワットの小型ソーラーパネル、LEDライト、コンセントから充電するためのケーブル(power adapter)などが付属(同社では1キット199ドル〜で資金調達を実施中。今後は300ドル程度で市販することも検討しているという)。

Fast Companyによると、フェニックスのこのキットはウガンダで、MTN(アフリカ最大手の携帯通信事業者)を通じてすでに約2000台が販売されているという。MTNではこのキットを個人起業家に卸売し、起業家のほうは顧客からチャージ料を受け取る、というビジネスの仕組み。ビデオのはじまりの部分に、MTNとならんでグラミン財団(Grameen Foundation)の名前(とロゴ)が出てくるのは、そうした事業モデルと関係があると思われる。

なお、同社の製品紹介ページをみるとソーラーパネルのほか、自転車も発電装置のひとつとして挙げられているのが興味深い。日本では、ツール・ド・フランスの中継を観ながら盛り上がるアマチュア・サイクリスト向けのエネルギー発散用ツール、あるいはご婦人向けに新手のダイエットーー「エコ&ダイエット」といった切り口での展開も面白いかもしれない。

【参照情報】
ReadySet Solar Kit for iPad, iPhone, Android & more
- Fenix(Kickstarter)
Now available via Kickstarter: An off-grid battery & solar kit - GigaOM
Can This Portable Solar Charger Create African Electricity Entrepreneurs? - Fast Company

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