iPhoneとBluetoothで通信して紛失対策に、ラトックが最軽量の紛失防止タグ
2012.10.16
Updated by Naohisa Iwamoto on October 16, 2012, 20:22 pm JST
2012.10.16
Updated by Naohisa Iwamoto on October 16, 2012, 20:22 pm JST
ラトックシステムは2012年10月16日、iPhoneなどを使ってカギなどの紛失防止に役立てる紛失防止タグ「REX-SEEK1」を10月下旬に発売すると発表した。Bluetoothを使ってiPhoneと通信し、紛失や置き忘れの防止につなげる。希望小売価格は3800円(税別)。
▼鍵をとりつけた鍵を取り付けたREX-SEEK1(報道発表資料より)
REX-SEEK1は、キーホルダーのような形状をしたBluetoothタグ。iPhoneに専用アプリ「REXSEEK」をインストールし、起動した状態で使用する。タグのREX-SEEK1とiPhoneのアプリはBluetoothを使って通信する。対応するのはiOS5.1以降を搭載したiPhone4S、iPhone5、新しいiPad。
カギにREX-SEEK1を付けた状態を想定して、使い方を見ていく。1つは紛失防止。カギが見当たらなくなったときには、iPhoneアプリから呼び出すことで、ブザー音、バイブレーション、LEDの光の設定した組み合わせである場所を知らせてくれる。逆にiPhoneが見当たらないときは、REX-SEEK1のボタンを押すことで、iPhoneを鳴動・振動させることができる。2つめは置き忘れ対策。REX-SEEK1とiPhoneが一定の距離を超えて離れると、タグとiPhoneの両方が鳴動や振動する「離れたらお知らせ」機能を備える。距離はアプリで設定可能。iPhoneまたはカギを置き忘れて移動してしまうことを防ぐ。
3つめは置き引き対策。REX-SEEK1に内蔵している3D加速度センサーを使って、揺れや振動を感知したらiPhoneとタグの両方が鳴動・振動する「動いたらお知らせ」機能を活用する。カギを入れてあるバッグが勝手に持ち去られそうになったときに、iPhoneが鳴動・振動して知らせてくれる。最後は電話着信のお知らせ機能。iPhoneがバッグの中にあって電話の着信があったとき、カギを付けたREX-SEEK1が鳴動・振動して知らせる。
通信には低消費電力のBluetooth 4.0 LE(Low Energy)を使うため、ボタン電池で最長1年の利用が可能。通信が可能な距離は、最大で20m。サイズは27×45×11mmとコンパクトで、重さは10g。ラトックシステムでは、同種の製品の中で国内最小最軽量だと説明する。
【報道発表資料】
・iPhone 5/4S/iPadや鍵など大切なものの紛失・置き忘れ・置き引きを防ぐBluetooth4.0+LE対応紛失防止タグを発売
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