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アマゾン、日本向けKindleシリーズの予約受付を開始 

2012.10.24

Updated by Asako Itagaki on October 24, 2012, 23:59 pm JST

Kindle Fire HD
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10月24日、アマゾンは日本向けサイトでKindle最新モデルの予約受付を開始した。販売するのはKindle Fire HD、Kindle Fire、Kindle Paperwhite、Kindle Paperwhite 3Gの4種類。また、端末の発売に先駆け、10月25日からKindleストアをオープンする。

Kindle Fire HDは、すでに米国で販売されているKindle Fireの後継モデル。7インチサイズの1200×800の独自HD液晶を搭載したタブレットで、ストレージは16GBと32GBの2種類が用意されている。Kindle ストアで電子書籍やコンテンツを購入するほか、近日公開予定のAmazon Androidアプリストアからアプリをダウンロードすることも可能。また、Skypeがプリインストールされており、前面カメラを使ったビデオチャットに対応している。Wi-Fiは2.4GHz帯と5GHzのデュアルバンドに対応。デュアルアンテナのMIMO技術を採用して高速化をはかっている。ストレージサイズは16GBと32GBの2モデル。価格は16GBモデルが15,800円、32GBモデルが19,800円。またKindle Fire(8GB)も12,800円で販売する。発売日は12月19日。

Kindle Paperwhiteは212 ppiのE Inkスクリーンを採用した電子書籍リーダー。ディスプレイ全体を照らす内蔵ライトで、従来のE Inkスクリーンが利用できなかった暗い場所でも読める。Kindle Paperwhite 3Gは、NTTドコモの3G回線を利用してインターネットに接続、月額料金も契約も不要で3G接続が利用できる。価格はKindle Paperwhiteが8,480円、Kindle Paperwhite 3Gが12,980円。2012年11月19日から順次出荷を開始する。

10月25日オープン予定のKindleストアはの取り扱いタイトルは当初から5万冊を超えるとのこと(青空文庫を含む)。報道発表資料には、角川グループパブリッシング、幻冬舎、講談社、集英社、小学館、新潮社、文藝春秋の名前が挙げられている。購入した電子書籍はKindle端末の他、Android端末、iOS端末の無料アプリを使って読むこともでき、同期機能「Whispersync」でしおりやブックマークを複数端末間で共有できる。また、Amazonのコンテンツの保存には、無料クラウドストレージサービスを無制限に利用できる。

【報道発表資料】
Amazon.co.jp、日本向け「Kindleストア」をオープン、 初の日本語対応Kindle電子書籍リーダー「Kindle Paperwhite」の予約販売を開始
Amazon.co.jp、「Kindle Fire HD」および「Kindle Fire」の予約販売を本日より開始、12月19日から出荷開始

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板垣 朝子(いたがき・あさこ)

WirelessWire News編集委員。独立系SIerにてシステムコンサルティングに従事した後、1995年から情報通信分野を中心にフリーで執筆活動を行う。2010年4月から2017年9月までWirelessWire News編集長。「人と組織と社会の関係を創造的に破壊し、再構築する」ヒト・モノ・コトをつなぐために、自身のメディアOrgannova (https://organnova.jp)を立ち上げる。