東大とソフトバンク、ICTで障がい児を支援するプロジェクト
2013.01.21
Updated by Naohisa Iwamoto on January 21, 2013, 20:01 pm JST
2013.01.21
Updated by Naohisa Iwamoto on January 21, 2013, 20:01 pm JST
東京大学先端科学技術研究センターとソフトバンクモバイル、ソフトバンクグループで教育事業を行うエデュアスは共同で、携帯情報端末を活用して障がい児の学習・生活支援を行う「魔法のランププロジェクト」を実施する。2013年1月21日からプロジェクトへの協力校の募集を始めたと発表した。
魔法のランププロジェクトは、選定された協力校にスマートフォンやタブレット端末を無償で貸し出して、学習や生活への支援の具体的な事例を研究・公開するもの。貸し出し期間は2013年4月から2014年3月末までの1年間。協力校には、校内や地域でICT活用セミナーや研修会の実施を推奨し、活用事例の啓発や普及を目指す。具体的な支援活動を通じて、障がい児が学習の機会を公平に得られる「学習のバリアフリー」を促進したい考えだ。
魔法のランププロジェクトは、東京大学先端科学技術研究センターとソフトバンクグループが2009年から実施してきた。これまでに、携帯電話を利用した学習支援「あきちゃんの魔法のポケットプロジェクト」、iPadを利用した学習支援「魔法のふでばこプロジェクト」、生活の支援まで対象を広げた「魔法のじゅうたんプロジェクト」を実施しており、今回の魔法のランププロジェクトはこれらの集大成に当たる。「魔法のランププロジェクト」の名称には、ICTで障がい児を支援することが、子どもたちの未来を照らすことになってほしいという願いが込められているという。
協力校へ応募できるのは、日本国内の特別支援学校で、障害の種別や公立/私立は問わない。募集期間は2月25日17時まで。選考結果が3月中旬までに応募した学校に知らされる。
【報道発表資料】
・ICTを活用して障がい児の学習・生活支援を行う「魔法のランププロジェクト」協力校を募集
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