クルマの衝突防止補助システム「Mobileye」の新版、スマホ連携で警告ログを管理
2013.03.15
Updated by Naohisa Iwamoto on March 15, 2013, 18:34 pm JST
2013.03.15
Updated by Naohisa Iwamoto on March 15, 2013, 18:34 pm JST
アイモバイルは2013年3月15日、自動車の衝突防止を補助するシステム「Mobileye(モービルアイ)」の新版「Mobileye-560」(モービルアイ)を2013年6月から出荷すると発表した。新版では、スマートフォンとBluetoothを介して連携する機能が加わり、警告情報のログを管理できるようになった。
▼スマートフォンと連携するMobileye衝突防止補助システム
Mobileyeは、自動車のフロントウィンドウに取り付けたカメラの映像を解析し、他の自動車や二輪車、歩行者、車線を検知することで衝突事故を未然に防ぐ警告を発する後付式のシステム。2011年12月に国内販売を開始し、出荷台数は1万台を超えたという。前方の車両との衝突を警告する「前方車両衝突警報」、歩行者と接触を警告する「歩行者衝突警報」、方向指示器を出さずに車線をまたぐと警告する「車線逸脱警報」、車間距離が設定値より近づいたときに警告する「前方車間距離警報」といった機能がある。
新版では、Bluetoothを介してスマートフォンと連携する機能を追加した。利用するにはiOS用、Android用のアプリをスマートフォンにインストールする。スマートフォンのディスプレイには、Mobileyeが備える警告表示ユニットの「アイウォッチ」と同様に、警告が表示される。また、Mobileyeとスマートフォンがペアリングしている間の各種警報情報をログとしてスマートフォンに蓄積することも可能。これから、日、週、月といった単位で統計情報を確認できるようになり、個人だけでなく法人の業務車両などの事故防止に役立てられる。
Mobileye-560の希望小売価格は、本体価格が13万1250円、乗用車の場合の取付費用が3万6750円。対応するスマートフォンのOSは、iOS 5以上およびAndroid 2.2以上である。
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登録はこちら日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。