日本通信、KDDIとソフトバンクにも相互接続を申し入れMVNO事業拡大へ
2013.03.28
Updated by Naohisa Iwamoto on March 28, 2013, 20:05 pm JST
2013.03.28
Updated by Naohisa Iwamoto on March 28, 2013, 20:05 pm JST
日本通信は2013年3月28日、KDDIとソフトバンクモバイルの両社にそれぞれ、相互接続を申し入れたと発表した。NTTドコモとは2009年3月にレイヤー2接続を実現しMVNOサービスを提供している。これに続く形でKDDIとソフトバンクモバイルにもレイヤー2接続を申し入れた。
日本通信がKDDIとソフトバンクモバイルに相互接続を申し入れたのは、同社が描く「マルチ・ネットワーク・キャリア」のビジョンを実現するため。複数のキャリアーのネットワークを使ってMVNOサービスが可能になれば、単一のキャリアーが提供するものとは異なる多彩なサービスを提供できるようになる。
その例として日本通信では、(1)国内で2つのキャリアーのネットワークを使用して冗長化した基幹系向けデュアルネットワークサービス、(2)複数キャリアーのLTEを統合して提供したカバレッジの広いLTEネットワークサービス、(3)米国で提供しているcdma2000系ネットワークと国内cdma2000系ネットワークをワンストップで利用できるサービス--などを挙げている。
【報道発表資料】
・日本通信、KDDIとソフトバンクモバイルにも、相互接続申し入れ
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